A18
朝日新聞に国籍はないのか

 12月17日の朝日新聞に、バンコクで開かれているアジア大会で、野球種目で日本が韓国にコールド負けしたニュースが報じられていました。記事の中では、「朴賛浩投手(プロ)に日本のアマチュア打線がどこまで食い下がれるか。そんな興味を『金メダル取るためにやってきた』と言う韓国の英雄は一蹴した」、「『勝って当たり前という重圧につけ込みたい』。そういっていた大田垣監督のもくろみを無にする展開となっては、万に一つも崩れる要素はなかった。」、「予選リーグをもしのぐ迫力満点の打撃を引き出して、日本に屈辱的大敗をあたえた。」などと書かれています。記事の文章はほとんどが、韓国が主語になっていて、韓国の立場に立って書かれています。
 朝日新聞には国籍はないのでしょうか。日本人の読者のために、日本人の立場で報道すると言うのが日本の新聞の原則ではないのでしょうか。立場の問題だけではありません。「一蹴した」とか「屈辱的大敗を与えた」などの表現を、敗れた日本選手達が見たら、どんな気持ちがするでしょう。
 従軍慰安婦の問題をはじめ、日韓の問題を韓国人の立場に立って報道すると言う、朝日新聞の反日は今に始まったことではありませんが、それがとうとうスポーツの国際大会の分野にまで及んできた事を示す記事でした。

平成10年12月18日    ご意見・ご感想は  こちらへ     トップへ戻る      目次へ