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在日朝鮮人の「民族学校」

 在日朝鮮人が自分たちの学校のことを、「民族学校」と称しています。在日朝鮮人は日本に住んでいる外国人居留民であって、日本国民ではありません。自ら「朝鮮公民」であると明言しています。日本人の一民族でも、先住民族でもない彼らが日本国内において、民族などというのは非常に僭越です。日本に於いては、彼らは外国人である「朝鮮人」であって、「朝鮮民族」ではありません。日本に住んでいる中国人を誰も漢民族とは言わないのと同じです。また、「民族」は固有名詞ではなく、朝鮮人だけが「民族」ではないのに、何で朝鮮人の学校が「民族学校」なのでしょうか。日本には他にも外国人子弟の学校がありますが、「民族学校」などといっているのは聞いたことがありません。

 彼らは「民族学校」の卒業生が日本の上級学校へ進学する道が閉ざされていると抗議していますが、日本の学校制度の枠の外にいようとする限り、同等の資格が認められないのは当然のことです(「秘密結社朝鮮総連」を見れば分かるとおり、彼らそのものが日本の社会制度の枠外にいようとしていて、都合の悪いときだけ、差別だといって抗議しています)。彼らが除外されているのは、彼らの学校が日本の学校としての要件を満たさず、学校としての認可を申請していないからです。「民族」が理由ではありません。日本の学校として文部省や都道府県の監督を受けることをせずに、権利だけを主張するのは厚かましい限りです。

 彼らが「民族学校」などと称するのは、あたかもこの問題が民族問題であるかのような誤解を与える事が目的であり、問題点の巧妙なすり替えです。現に外国のマスコミの中には在日朝鮮人・韓国人の問題を人種問題、民族問題と誤解して報道するものがあります。

平成11年4月17日     ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ