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ウクライナと東京大空襲を並列した記事を拡散すべき
3月10日の読売新聞は、ウクライナにおけるロシア軍による民間人攻撃・殺害と、第二次世界大戦における、米軍のB29爆撃機による東京大空襲を並記した下記の記事を報じていました。
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東京大空襲77年、市民の犠牲「またか」…ウクライナ侵攻に90歳憤り
2022/03/10 15:00 読売
一夜に約10万人の命が奪われた東京大空襲から77年となった10日、遺族らは犠牲者を悼み、平和への祈りをささげた。折しもウクライナではロシア軍の無差別攻撃で多くの民間人が犠牲になっている。「武器を持たない市民に何の罪もないのに……」。戦争の悲惨さを知る空襲体験者は、遠い地で恐怖に震える人々に思いをはせる。
(中略)
◆東京大空襲 =1945年3月10日未明に行われた米爆撃機B29による無差別爆撃。現在の墨田区、江東区、台東区など木造家屋の密集地域に大量の焼夷(しょうい)弾が投下され、約27万戸が燃えた。
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今、世界中で侵略者ロシアの無差別攻撃の犠牲となるウクライナの人々に対する同情と、ロシアに対する怒りが拡大しています。
今のウクライナの民間人に対する無差別攻撃と、東京大空襲の時の民間人無差別爆撃は、本質的には同じであり、3月10日という絶好のタイミングで報じられたことは、良いことであったと言えます。
本質的には同じではあるものの、ウクライナの犠牲者は開戦以来、約2週間を経過して、公式には100人単位に収まっていて、東京の一夜で10万人とは比較にならないとも言えます。
また、B29の爆撃は、住民の退避路を封じる形で行われたとも言われており、“無差別”以上の狙い撃ちであり、残虐性は今のロシアを遙かに上回ると言えると思います。
令和4年4月1日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る 目次へ
令和4年3月12日 掲示板 No.1050 より転載