ハワイ旅行記2005 番外編 ハイアット編


ここからは、今回の旅行記の番外編ということで、これからハイアットワイキキ・リゾート&スパに
宿泊を検討している方に向けて、ハイアットの良い点・不満な点などを書いてみたいと思います。
そういう趣旨ですので、
みやーん的な曲がった切り口は期待しないように

まず、みやーんのハイアット宿泊経験ですが、実はたったの2回です。
とは言っても、どちらも5泊ずつ泊まってますので、ハイアット経験が浅いという事はないと思います。
今回はちょっとした事情により、画像サンプルは3部屋分ありますが。
どれも高層階なのは、もちろんみやーんが
バカで煙だからですが、好きなんだから仕方ありません。


ハイアットの長所・短所

まずは、みやーん視点でのハイアットワイキキの長所についてです。

「便利さ」
これについては本文でも触れたように、ハイアットショップスの便利さのことです。
いくらワイキキと言えども、夜23時まで営業している店舗はそうそうあるものではありません。
なのに、ハイアットショップスは
ほぼ全テナントが23時まで営業しているので、
昼間は外で遊んできて、ディナーも食べに行って、ひと風呂あびてから、
さあ買い物なんていう
驚くべきスケジュールが立てられてしまいます。なんといっても海外旅行は時間を金で買うようなもの。
21時から23時におみやげ買えるというのは、ハイアットならではのメリットと言えるでしょう。
さすがに22時以降はワイキキも物騒な雰囲気になるので、出歩かなくて済むのは助かるのです。
また、ハイアットショップスにはABCストアが4店舗もあり、朝6時から営業してるのも便利です。

「立地」
ハイアットワイキキは、オンザビーチではないものの、道路一本渡ればワイキキビーチだし、
フードパントリーまで徒歩5分なので食料品や日用品の買い物にも困らないし、
DFS(デューティーフリー)まで徒歩10分で途中にはロイヤルハワイアンショッピングセンターもあり、
インターナショナルマーケットプレイスとキングスビレッジは隣と言ってもいい距離だし、
目の前にワイキキトロリーの乗り場があるし、ザ・バスに乗るならクヒオ通りまで2分だし、
・・・という具合に、観光の拠点としては申し分ない立地であると言えるでしょう。
なお、エッグスンシングスが遠いという声もあるでしょうが、これはもうエッグスが悪いとしか・・・


「眺望」
これこそ超高層ホテルの醍醐味というか、高い金出して高層階指定
しただけの価値がある
すばらしい眺望を得ることが出来るというのは、けっこう大事です。
特にみやーんのように風景写真好きな人間にとっては、
ブランド物より眺望なワケで、
ついついオンザビーチのホテルよりハイアットを選んでしまう自分がいたりします。

しかしそんなハイアットにも、当然欠点はあります。続いては欠点。

「ダイヤモンドヘッドが半分しか見れない」
のちほど画像でご紹介するように、ハイアットからはダイヤモンドヘッドが海側半分しか見えません。
旅行ガイドやパンフレットの表紙を飾るような、ワイキキビーチ越しのダイヤモンドヘッドという風景は、
やっぱりシェラトンワイキキにはかなわないです。
丸一日ホテルでワイキキの風景を眺めたいという場合は、ハッキリ言ってシェラトンのほうがオススメです。
あんまりそういう人はいないと思いますが。

「宿泊料が高い」
これはハイアットに限った話ではないですが、やはり長所が目立つ大手のホテルだけに、
パックツアーであってもリーズナブルな料金では宿泊できないという事です。
みやーんの場合、パシフィックビーチホテルにするかハイアットにするかで、いつも悩みます。
高層階の眺望を諦めて、立地がよく似たパシフィックビーチにするだけで数万円安くなりますから。
これからあーちゃんや下の子が大きくなってきたら、パシフィックビーチホテルかな・・・


客室について

では続いて、お部屋の紹介に参りましょう。
最初のお部屋サンプルは、今回宿泊した、エヴァタワー(西側のタワー)の
2907号室です。
近畿日本ツーリストのツアーではオーシャンフロントのカテゴリーになります。
部屋の方角は、海側を真正面とすると
45度西側を向いていて、ラナイ(ベランダ)からは
シェラトンモアナサーフライダーホテルやシェラトンワイキキホテルが正面に見えます。


エヴァタワーの部屋配置の一覧。真下の09&10号室がワイキキビーチフロント。
てっぺんの01&18号室がいわゆる「エレベータ横の三角形の部屋」。

この部屋は、眺望という意味では非常にバランスのいい角度になっていて、
昼間はワイキキビーチやオーシャンビューが、夜にはアラモアナ方面までの夜景が楽しめます。
しかも、夕方にはちょうど真正面に夕日が沈んでゆくので、
サンセットビューまで楽しめます。
つまり、実際はオーシャンフロントではなく、
「オールビュー」と言ってもいいカテゴリーなのです。


朝には爽やかなオーシャンビュー・・・


夕方にはロマンチックなサンセットビュー・・・


そして夜にはトップオブオオサカにも負けないリッチな夜景!

というワケで眺望面では、この07号室シリーズは最強ではないかと思うのですが、
室内はどうかといいますと、当然ハワイの事ですので、日本のホテルよりは
圧倒的に広いです。
広さを心配する必要は全くないです。家具類は、ベッド2台とサイドラックに加えて、書斎机とテレビラックと
一人掛けソファ&スツールが備えられております。さらに今回はベビーベッド1台を加えた状態で、
スーツケース(大)2つを両方とも床に全開にしてもまだ余裕でスペースがあります。
画像を撮っていないのでお見せできませんが、大人3人で宿泊してもまず不満は出ないでしょう。

続いてのお部屋は、ツインタワーのもう一方、ダイヤモンドヘッドタワー39階、3954号室であります。
この部屋は、ちょうど
エヴァタワーと向かい合わせになっていて、やや気を遣います。
百聞は一見に如かずという事で、画像をどうぞ。

ご覧の通り、ラナイでくつろごうにも、真正面を向けずについつい右か左のほうを見てしまいます。
ただ、そこはハイアットの上層階だけあって、左右の風景はやっぱり最高です。


これを夜景で見ると最高でした。写真がないのが残念・・・




キングスビレッジもこのとおり、まるで空撮。


ワイキキビーチもバッチリ

3954号室の室内に関しては、残念ながら資料がないため、詳細は覚えていません。
というのも、新婚旅行時(ワイオリ教会で挙式込み)に親が泊まっていただけなので。

最後のお部屋は、恐らく滅多にお目にかかれないであろう、ダイヤモンドヘッドタワー39階にある
ペントハウス・スイート、3965号室です。まずは室内のリビングルームから。







まあハッキリ言って、ゴージャスであります。
みやーんは今日本で、このリビングぐらいの面積に
全財産と家族全員を詰め込んで
住んでるような気がするのですが、悲しくなるので深く考えないようにしましょうかね。
確か正規のレートだと1泊20万円ぐらいするんじゃないでしょうか。

もちろん当時は、絶大なコネクションのそのまたコネクションを駆使しまくって、
リージェンシークラブ指定のパックツアー料金で泊まりましたが・・・
ちなみにこの奥にベッドルームがありますが、当然ふつうなら独立した客室ぐらいの広さです。
写真はないのですが、
ベッドルームとしてもう一部屋付いてくるとお考え下さい。
では、ようやく登場ダイヤモンドヘッドが見えるラナイからの眺望です。どうぞ。


写真下の歯車みたいなのはワイキキサークルホテルです念の為。


これが昼間のカハラ方面で


夜になるとこんな感じ。

残念なことに、アストンワイキキビーチタワーとかいう巨大コンドミニアムが、
ダイヤモンドヘッドの半分を隠してしまっています。旅行パンフの表紙みたいな景色は、
やはりシェラトンワイキキでなければ難しそうです。
とはいえ、当然夜景も楽しめますし、なんといっても街や海を見下ろす爽快感は
ハイアットならではの楽しみと言えるでしょう。
ぜひとも皆様には、
真っ赤なガウンを羽織ってソファに腰掛け、片手にブランデーグラス
ヒザの上には
ペルシャ猫でも撫でながら正規料金で宿泊してもらいたいものです。
みやーんのような庶民がズルして宿泊しても、さしずめ真っ赤なガウン着てブランデーグラス片手に、
ペルシャ猫を
小脇に抱えてチェックアウトしている無様な後ろ姿しか想像できませんので。

お部屋については以上です。


トイレ・バスについて

ハイアットの客室の改装は、2006年現在ほとんど終了しているようですが、この改装により、
バスのシャワーが固定式からホース式に変更になりました。
確かに、この変更で、石鹸を洗い流すのがとっても楽チンになりました。
あ、楽チンの
チンには何の他意もございません。いくらおフロネタだからってムフフ・・・
話を戻しますが、いくらシャワーがホースタイプになったといっても、シャワーヘッドは
大人の膝小僧ぐらいまでしか届きません。つまり、小さい子供をシャワーで流すには役不足です。
ウチの場合も、あーちゃんを洗うのにはかなり苦労して、結局頭からシャワーかけてました。
(あーちゃんは、生後8ヶ月でのベビースイミングで、初日から飛び込みクリアの強者です念のため)
なので、ホース式のシャワーに過度な期待は禁物です。

またトイレですが、外国のトイレにはよくある話なのですが、けっこう詰まりやすいです。
話によると、日本のトイレに較べて、水道パイプの直径が細いことと、紙の質が落ちるからだそうで、
みやーんのように、つい紙を多めに使ってしまうと、けっこうテキメンに詰まります。
予防策としては、
特に大きいほうはこまめに流すことと、紙を極力少なく使うことです。
実は今回、はじめてトイレを詰まらせるという経験をしてしまい、事前にこまめに流していたので
最悪の事態は免れたものの、水がちょっと溢れてしまいました。
もしトイレが詰まったら、慌てず騒がず、「ホテルのご案内」冊子でフロントの電話番号を調べて、
「Something is wrong with the toilet. It doesn't flush.」と言ってみましょう。
(カタカナで書くと、「サムシング イズ ウロング ウィズ ザ トイレット。イット ダズント フラッシュ。」)
今回は、100円ショップで買った旅行英会話の本を見ながら、これを言ったら通じました。
電話で話が通じたら、5分程度でヘルパーが来てくれて、パッコンパッコンやってくれますのでご安心を。


レストラン

実は、個人的にハイアットの弱点というと、レストランなのではないかと思います。
中華&イタリアンの「チャオ・メン」は受賞レストランとの事で、それなりに楽しめるのですが、
それ以外がイマイチというか、パッとしないんですよねえ。
ステーキ&シーフードの「ザ・コロニー」もワイキキの平均レベルでしかないし、
和食レストランも
コロコロ入れ替わってるみたいだし。
それに、朝食バイキングの「テラス・グリル」なんて、
信じられない料金取るです。

朝食バイキングで24ドルは、いくらなんでもやりすぎでしょうよ。
コレ見て引き返したみやーんは、
負け組なのでしょうか?
とにかく結論は、チャオ・メン以外は外食をオススメということで。


コインランドリー

ハイアットには、ちゃんとコインランドリーがあります。場所はダイヤモンドヘッドタワーの4階。
が、しかし、ランドリーの台数は非常に少ないです。はっきりした台数は忘れましたが、
画像のマシンのいくつかは乾燥機ですので、洗濯機は5台前後だったと思います。、
もちろん、ディナータイム前後からは、全てフル回転状態であります。
しかも、若い女性が洗い物持って順番待ちしていることが多く、みやーんのような男が行くと、
なにかすっごく悪いコトをしているような、
気まず〜い空気が漂います。
洗濯中の下着なんてまったく物色してもいないのに、明らかに「物色した後」の空気です。
ですので、ココだけは奥様が行くようにしましょう。

それと、洗濯機も乾燥機も、粉石鹸の自販機も、硬貨は「25セント硬貨」しか受け付けてくれません。
一回使用するのに、25セント硬貨が4枚だか5枚だか必要です(すみません忘れました)。
たぶん間違いなくそんな持ち合わせ無いでしょうから、フロントに行って1ドル札を渡し、
「プリーズ チェンジ トゥー クォーター」とかなんとか言ったら通じるかも。
文法的には間違いかもしれませんが、みやーんはこれで両替してもらえました。
もし成功したら、ちゃんと「サンキュー」と言いましょうね念のため。
なお、妻によると、
朝と昼は比較的すいていたとのコトなので、ご参考までに。


総評

ま、とにかく結論としては、「観光拠点としては非常に便利で満足。また、高層階に泊まる程、
満足度があがるホテル」であるという事でしょうか。
一般的なハワイ旅行をするなら、「ハイアット使えねぇなあ」なんてことにはまずならないと思いますし、
みやーんのような、「ワイキキのホテルに眺望は欠かせない」という人は、きっと満足できるでしょう。
ただ、ハイアットの料金が高額なのは、「立地」と「眺望」にお金を払っていると考えるべきで、
「高いんだからサービスすげえんだろ!」とかいう勘違いタイプの人には向かないと思います。
サービスそのものは、米国的合理主義、必要にして充分な程度です。と言っても、
サンプル数は少ないでしょうが、みやーんが接した従業員さん達は、みんな笑顔でやさしい人達でしたよ。
新婚旅行時と今回の家族旅行、それぞれゼロからホテル選びをしましたが、
「オーシャンビューは外せない」「もちろん高層階のほうがイイ」「トロリー乗降に便利なホテル」とか、
いろいろ考えて候補を絞っていくと、いつのまにかハイアットになってました。で、結論としては、
「ハイアットに泊まって良かった。ラナイからきれいな写真もいっぱい撮れて、思い出を残せた」という点で、
高いお金を出した甲斐があったと思っています。
さすがに次は、別のホテルに泊まってみようと思ってるのですが、なにしろ便利なので、どうなることやら・・・