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マスター:久宗貴規(マウンテン生駒)

「夢」〜取って置きのコーヒータイム

 「夢?」 その答えが出ません。と言うか出さなかったと言った方が正しいでしょうか。質問をされた直後の困惑。お店を創める前の「開業」と言う「夢」が叶い、ふと気が付くと不完全燃焼を起こしている自分がいて、「確固たる自信」と言う憧れを持ちながら不甲斐無い自分と日々戦っている。時々、人の所為にしながら・・・。友人も同じ様な気持ちを持っているのかな?
  その質問に影響したというか、自分の目指す目標を決めるというのは、やっぱり重要だなと思いました。不完全燃焼もこんな所から起こっていたのかもしれません。
  情けないはなし、「認められたい願望」みたいなものが「ちょっと」あって、「認められる人物になる事」という漠然とした理想を「夢」と勘違いしていたように思います。

 子供のように「夢」というものを「こうありたい」と素直な気持ちで形に出来ればいいんですよね。例えば「奈良県一、美味しいコーヒーを作る!」みたいに。もちろんこれも立派な「夢」。そういった気持ちも無いと言えば嘘になります。しかし、個人的な目標以上に、皆さんが「コーヒーの美味しさ」に関心を持ち「探究心」や「愛着」を持って接してもらえるように伝えて行きたいという思いの方が強いように感じます。
  こういった思いも自分自身に対する「自信」がないとなかなか前へ進めません。だからこそ今思う「夢」は、やはり「師匠越え」かな?
  てんで足元にも及ばないのは分かっているのですが、「悔しい!!」と思う気持ちがなかなか抜けません。追いかける必要も無いと思うのです。だから独自の展開を意識して、この地域の方に対する「満足」を日々考えればいいんだと。
  でもやっぱり「悔しい!!」
  別に憎んでる訳ではありませんよ。世の中には素晴らしい人が沢山いるわけです。だから、せめて身近にいる人物ぐらいは超えてみたいと考える、ごくごく自然な事です。父親を超えたいと考えるみたいに。
  そうしているうちに、直球勝負だけの意味の無さや空しさを感じて変化球、つまり自分らしさや自分自身に対する「こだわり」が必要になったり、或いは自然に意識したりしてくるのでしょう。でも、まずは直球から!ぶつかってみないと。
 
  そしてもう1つ、子供達の成長をちゃんと見てやりたい。やりたい事や楽しい事を出来る限り叶えてやりたい。それが「夢」ですね。自営をしていると、しっかり時間を取って接していく事が難しくて、どうしても仕事中心に考えてしまいます。世の中のお父さんのほとんどが同じ状況だと思うのです。しかし、ここ最近はお節介にも「国」が親子のコミュニケーション対策に「ハッピーマンデー」やら「ゆとり」やらで無理やり休日を作っているようで、それが逆に「サービス業」では「そのまんま仕事」になる訳です。悲しいかな私は「サービス業」。皆様の休日に働くのが当たり前。発展途上の私の店が休みを頂く訳にもいかず・・・。やはりその辺は「うらやましいなぁ〜」と思ってしまいます。ある程度の「安定」を得るため、そして家族のために今はしっかり仕事をするべき時だという事で、軟弱な気持ちを抑える!神経質に考える悪い癖。
  「体が資本」と言いながら、好きなようにさせてくれる「家族」に感謝です。
  
  久しぶりに「夢」ついて考え、出た答えが「安定」と「挑戦」。この相反する「夢」の実現には相当な苦労が必要かと思います。「師匠越え」という「夢」が自分の想像を遥かに超えるスケールのでかいものかもしれません。もしかして「世界一」?それは言い過ぎとして、それ位の気持ちを「ちょっと」位は持たないとだめなのかもしれません。
  更なる高みに向けて・・・
 
  もう一度、皆さんは、「夢」ありますか?それはどんな「夢」ですか?
  心の中で思う「夢」を紙に書く、或いは絵にするとその夢は叶うと聞いたことがあります。強く思う気持ちは原動力となり、理想を形にするモチベーションを高める!そんなところでしょうか?
  秋に近づくと物思いに耽る良い時間が流れます。心を落ち着かせる心地よいコーヒーの香りと共に「夢」について語らう「キザな時間」、これもまた原動力。
  明日の自分と家族のために「取って置きのコーヒータイム」

今月のプレゼント

マウンテン スペシャルブレンド ストロングタイプ

 「ストロング」と聞くと、苦味がきついイメージを想像してしまいそうですが、このブレンドコーヒーは、そうではありません。口当たりは優しくソフトに、香りは芳ばしく華やかに、適度な苦味が後口のアクセントとなり、柔らかな甘味とコクを引き立てる。穏やかな味わいでありながら存在感をちゃんと持っているコーヒーです。
「マウンテン スペシャルブレンド ストロングタイプ」を
是非ご賞味下さい。

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