KCN-Netpressアーカイブス

ギャラリー
ミュージアムを訪ねて VOL.12




 時の資料館

 「時」と人間との関わりの歴史を展示している珍しい資料館。
人類最古の科学機器と言われる日時計のコレクション、日本の暦に関する資料などが奈良町の佇まい残る建物にところせましと展示されています。
 元帝塚山天文台台長で日本天文学会特別会員を務めるなど、科学史に造詣の深い後藤晶男さんがイギリス・エジンバラ大学留学中に訪れた小さな街の小さなミュージアムの存在意義を元に日本で形にした資料館です。
館長自ら世界一小さなミュージアムと称す、時の資料館にはゆったりとした時間が流れています。

館長の後藤晶男さん
江戸時代のものと考えられている「香時計」
19世紀初めのイラン製天体観測機器
後藤 晶男 著
「世界の日時計 光と陰のロマン」
豊住書店刊 3,200円(税込)
巻末に文政3年頃の傑作、
携帯用日時計レプリカを添付。


開館時間/10時〜16時
休館日 /月・木曜日
入館料 /小学生以上 100円(展示品の絵はがき付)
場 所 /奈良市西新屋町28(地図)
     TEL 0742-26-5187