夏を乗り切ろう


 ながびいた梅雨のあとに照り返す強い日射し、人間同様植物にとっても厳しい季節がやってきました。
  あちこちに伸び繁った葉は風通しを悪くし、病気、害虫の発生を招きます。伸びすぎた枝、折り重なった枝は剪定をしてさっぱりとしてやりましょう。
  花期の長い夏の花もこれからはあまり花をつけません。一度切り戻してやり、休息させてやると9月頃には花を咲かせ始めます。山野草、ヨーロッパ原産の植物などは遮光したり日陰に置くなど涼しくして夏を超させましょう。
  人も植物も青息吐息の夏、元気なのが水辺の植物です。
  花咲香の庭でも蓮が次々に花を咲かせ、実をつけています。ピンク、白、一重、八重とその花も様々に華も葉も独特の雰囲気を作り上げています。
  玄関脇のロックガーデンではヤマハハコ(アナハリス)が満開、夏に強いフロッカス(和名を女郎花ともいう)も元気です。
  夏到来を前に6月、イタリアを旅してきました。日射しは強いものの乾燥しているため、多少はしのぎやすい毎日でした。トスカーナ地方のワイナリーに併設された宿泊施設は14世紀にたてられたという建物。西洋菩提樹の花の香りにつつまれのんびりとした時間を過ごしました。今回、仕事は持ち込まずと決めていましたが、素朴に飾られた植物についいつい目が…。
 

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