風知草 もうしばらく楽しんで

ツワブキ 斑入りツワブキ

ニューサンライズ 異なった葉色が美しい

ウインターガーデンの楽しみ

 12月の声を聞くといっそう、庭の木々は木の葉をはらはらと落とします。
あまりの落ち葉に一念発起して庭掃除を始めますした。掃き集めた葉を風に持って行かれたり、新たな葉がはらはらと落ちてきたりでじたばたさせられながらも、こんもりと集めた落ち葉を見ていると焼き芋への誘惑が・・・・。しかし、こんな少しのたき火もこのご時世、許されないかもしれません。
冬の庭はどうしても寒々としてしまいますが、常緑のモミ,ヒバ類は元気に美しい緑を誇っており、寒さに向かい萎縮しがちな心に元気をくれそうです。斑入りのヒイラギも白と緑のコントラストが際だっています。夏には涼やかな葉を見せていた風知草もベージュの花と葉で最後の彩りを添えています。
こぶしやモクレンなどのマグノリア類は花芽をしっかり育て、足下ではクリスマスローズが来年早々の開花に備えて成長を始めています。
華やかな彩りが少ないだけに、植物の観察にはもってこいです。花芽や冬芽を観察したり、枝で何かをついばむシジュウカラ、メジロ、ヒワなどの仕草を観察するのも楽しみの一つです。
この季節ならではの楽しみのひとつ、常緑の緑と赤い木の実、(野バラ、山帰来)松毬、綿の実など自然の素材を利用してのクリスマスリース作りが恒例となっています。
シックに仕上げたいときは、庭のコニファー類も利用して、緑のバリエーションと松かさなどのコーン類のみを使います。たったひとつのオリジナルリース作りは楽しいものです。
冬の庭には落ち着いた色合いと木の実、そこに来る生き物達からの様々な贈り物があります。見つけてみてください。

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