春を待つウィンターガーデン

サクラの花が終わると木々の緑が一日一日と変化しはじめ、そのボリュームを増してきます。ウッドデッキに這わせたブドウもぐんぐん伸び、日陰を作ってくれています。

 この時期、新緑を背景に白の花が目を惹きます。晩秋には真っ赤な実をつけるガマズミも今は白い花が満開です。ゴミ置き場側の黒いフェンスを隠す目的で植えたナニワイバラも一重の大きい花が見事です。ただし、このナニワイバラ、イバラという名前の通り棘が立派なのと伸びる勢いも、ものすごいものがあるので注意が必要です。毎年革手袋をして棘と戦いながらの剪定作業をしています。コントロールが必要な植物です。クレマチス・モンタナの白花、昨年は満開で壁のラティスを覆ってくれたのに、今年は何とも淋しい限りです。花後の管理を怠ったためアブラムシが発生したのが原因かもしれません。植えて数年はたつハンカチの木、白い花を心待ちにしていましたが今年も花は咲きませんでした。ずいぶん大きくなったのですが、来年こそはと期待しています。ロックガーデンのシバザクラもそろそろ終わりです、隣のアスチルベの白花とアナハリスが出番を待っています。

あこがれのホワイトガーデンなどと言われるように、白い花は多くのかたに好まれています。けれども、ホワイトガーデンだからと、白で埋め尽くすのではなく傍らに少しブルー系の花とかグリーンのバリエーションを添わせるとお互いが引き立ち、庭に深みが出ます。

ブドウの花、種類はデラウエア・ヤマボーシ 黄斑の葉が美しい
寂しい限りのクレマチス・モンタナ・フェンスを覆うナニワイバラシバザクラとアスチルベ・フウリンガマズミ
Copyright KCN-Netpress, All Rights Reserved.

- KCNトップページへ - ネットプレストップページへ -