三葉虫の系統分類


三葉虫の系統分類は、かなり昔より試みられていますが、いかんせん現生の種がいないため、化石に残った外骨格の形状等で分類を試みるしかありません。現在、一般に流布している系統分類の説は、三葉虫を7目に分類するMoore(1959)の説と、9目に分類するBergstormn(1973)の二つの説があります。以下ではこの二つの説を紹介します。



1.Mooreの説

Mooreが1959に提唱した分類。三葉虫を下記の7目に分類した。



2.Bergstormnの説

Bergstormnが1973に提唱した分類。胸部関節の構造、体の屈曲能力等に着目した分類で、9目に分類される。