三葉虫は生痕化石(クルジアナ[Crusiana]として知られています。)や顎(節足動物の顎というのは肢が変形したものです。)を持たないなどの物証により一般にデトリタス食(海底表層に堆積した有機物を漁る食性。)と考えられています。が、腐食性(死体を食べる)の種や捕食性の種類もいた可能性もあります。(三葉虫が残したとおもわれる捕食跡?の生痕化石もみつかっています。)
三葉虫の性生活(生殖等)については、彼らがおそらく卵生であったこと以外、今のところ皆目分かっていません。(館長がしらないだけ?)もしなにかご存じの方は連絡ください。
人生(虫生?!)山あり谷あり、味方もあれば敵もある〜う♪、てな訳で彼ら三葉虫にも多くの敵(捕食者)が存在したようです。カンブリア紀のアノマロカリス類や、オルドヴィス紀ごろより台頭しはじめた頭足類(オウムガイ)、魚など多種様々な敵から逃れるため、丸まって体の軟体部を防御したり(多くの三葉虫が採用した防御法でenrollmentと呼ばれています。)、砂の中に隠れて目だけ潜望鏡のように出して様子をうかがったり、毒を出して防御した(のかもしれない)種もいたようです。