「曝露」と「閾値」の用語の意味
C020
ご質問
「曝露」と「閾値」の用語の意味について教えてください。
回答
お問い合わせの用語の件ですが、次のようになります。
1)曝露
化学物質や物理的刺激などに生体がさらされることを曝露といい、食品や水などを介した経口的なもの、呼吸によるもの、土壌との接触による経皮(皮膚を通じて)などの経路があります。また、曝露したからといって、必ずしも全てが身体の中に取り込まれるわけではございません。曝露した量のうち、ある吸収率の量だけが、身体の中に取り込まれます。
2)閾値
一定量までは毒性を示さないという考え方のことを「閾値(いきち、あるいは、しきいち)がある」といいます。閾値のない化学物質の場合、曝露量をいくら下げても毒性を示す確率が減るだけで、ゼロにはなりません。しかし閾値のある化学物質の場合、ある一定量(閾値)を超えると毒性を示さなくなります。