精巣癌発生率が世界中で増加している
1999年4月12日
CSN #031
情報源:ロイター通信(健康)、1999年4月8日付
アメリカ国防省の研究によれば、世界中で精巣癌発生率が増加している。
テキサス州サンアントニオにあるブルーク陸軍医療センターのIan M. Thompson 博士らは、1988年から取得してきたアメリカ国防省の腫瘍のデータを集計した。
それによると、1988年では10万人中8.62人の割合で精巣癌が発生したのに対し、1996年では10万人中15.38人の割合に増加した。
研究期間中に軍隊の人たちの体質に変化はなく、むしろ環境ホルモンや遺伝子的な要因について考える必要があるとThompson 博士らは言っている。
研究結果は、4月の泌尿器学Vol. 53, P806-807で発表されます。
(Urology, April, 1999;53:806-807.)