EPR(拡大製造者責任)


EPR(Extended and Shared Producer Responsibility:拡大製造者責任)を日本の厚生省が推進する姿勢を表明することが1999年5月2日に明らかになりました。これはOECD(経済協力開発機構)が廃棄物の減量化のために検討している方策で「製品の製造者がその製品の廃棄についても責任を負う。」という考え方です。 

これまで都市廃棄物の管理者は地方自治体となっていたが、それを製造者へ移すことにより、廃棄物の産出削減、有害物質の使用削減、再利用容易な製品の開発、製品価格への廃棄物管理コストの導入などを検討するものです。 

OECD Letter, June 1996 Vol. 5/5 にEPRについて記載されていることを下記に抜粋します。

  1. EPRのベースにある3原則
  1. EPRの考え方を導入しやすい製品
  1. 各国の状況

EPRの導入内容によっては、産業構造及び消費者に対して負荷がかかる可能性もあり、今後の具体的内容検討は慎重に行う必要がある。しかし多種多量化が進行する廃棄物による様々な環境汚染問題に抜本的な対策を行うためには必要な措置であると思う。

  

OECDのウェブサイトから「EPR」で検索すると多くの情報が得られますので、ご参考下さい。

OECDメインサイト(検索サイトへのリンクがあります)

http://www.oecd.org/

OECDの環境問題に関するサイト(環境問題に関する総合情報サイト)

http://www.oecd.org//env/

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