新刊ニュース |
○『 ベムハンター・ソード第1巻:母なる海の星 』 ○ \762(税別)講談社 ISBN4-06-334617-XC9979
※ 今回のリニューアル版は、以前の講談社モーニングKCのB6サイズ・スコラ社文庫サイズの内容のものに、最新作の「FILE.8 ラグーンの彼方」を含んでA5サイズで出版されたものです。
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ソードはベムハントを終えた帰途で見知らぬ宇宙花を発見する。ケルトゴールドで出来たその花の価値は天井知らずだと言う。早速捕獲に向かうソードだが、その花は自らの意思で機械を支配する能力を持っていた。アンドロイド・プリシラに取り付く宇宙花。その事により船内が窮地に陥ってしまう。
惑星ファイオリに生息するスノー・オクトパス、これが今回の獲物だ。ファイオリに降りたソードは、この惑星には存在しない筈の人間の女性と遭遇する。それは生殖擬態した生物ファイオラだった。ソードは彼女の求愛を拒みつつ獲物を仕留め帰還するが、ファイオラの生態を知り惑星へととって返す。だが最早、独り立ちつくすソードの元を、ただ風が吹き去るのみであった。
一匹狼のソードが珍しく協同でベムハントしようとする。それもそのはず、獲物は700mを優に超える未知の生物レヴァイアサン。捕獲作戦が始まり苦戦しながらも追い詰めるソードやゲリーたち。だがそれはまだ子供だった。とてつもない大きさの母親が子供をかばうその刹那、ゲリーとダニーの母子もレヴァイアサン母子のテレパシーに激しく感応するのだった。
第一次調査隊が遭難をした惑星ピテコウサ。第二次調査隊はそこに住む原人たちの進化が異常に早い事を知る。時同じくしてこの惑星でベムハントをしていたソードは、捕獲した獲物を何者かに食い荒されてしまう。果たしてその犯人の正体は!?また、原人の進化の速さには、恐るべき秘密が隠されていた。
惑星ロス アラモス。ここには自然の「天然原子炉」が存在する。その湖に生息する蟹:ヘビーメタル・クラブの捕獲を引きうけるソードは、ウラン採掘プラントが蟹を殺戮している事を知る。極端に蟹の数が減ったせいで「天然原子炉」は暴走を始めた。蟹は制御棒の役目をしていたのだ。メルトダウンの危険を迎える中で、ソードは無事にベムハントできるのか!?
未知の胞子によるハルク効果で通常人の数倍の筋力効果が得られると言う惑星ケルト。この宇宙軍の訓練星で殺戮事件が起こった。犯人をベムとみなした軍からの依頼を受けたソードは、その犯人が乗っている輸送船へともぐり込む。とたん次々に起こる船内殺戮!兵士達がソードに疑いの目を持った時、意外な人物がベムの牙を剥く!
惑星バーミリオンVIIの異常気象により遭難した調査隊のコニーを救助したソードは、この星で砂龍を捕獲しようとしていた。雨季のごく短い間にしか姿を現さない惑星の生物たち。普段この惑星は乾季に覆われているのだ。水の補給に苦心するソード。いよいよ限界に達したその時、突然雨季が訪れ砂龍が活動を開始する。だが彼らの生態に共感したコニーが砂龍に狙いを付けたソードを阻む。ソードもまたそれに準じてしまうのだった。
通常の「スカイ・フラッグ」とは異なる色、真紅のスカイ・フラッグ別名"ブラッディ"。これが今回の獲物だ。その「赤」には秘密があるという。競合するハンターに不意をつかれ惑星に不時着したソードは、この星のラグーン(礁湖)で生物研究を続ける父娘に出会う。だが、わけありの父親フランは"ブラッディ"を見たとたん思わぬ行動に出るのだった。