こちらには過去の『TAKE TALK』がストックされています。

平成10年

 5.27 羽根田店長が東京出張の折りに、小学館と集英社の某編集長に星野氏の連載をお願いしてきたそうです。
小学館は「ビッグコミック」あたりに浦沢直樹氏の『Monster』みたいなのを?リクエストし(店長の趣味だそうです)
集英社は「ウルトラジャンプ」の編集長に強力プッシュ。創刊当時にモロ☆野両氏が載ったのも編集長がファン
だからだそうで、両氏をフューチャーした増刊号の予定があるそうだ。ただしこれは早くても来年の話だとの事。
なんとか実現すると良いですね。楽しみに待つ事といたしましょう。

 5.24 鶴謙さんがイラストを担当している小説『リジィオ』のミニ文庫が出たので買う。角川書店が出している新種の
文庫でポケットにも入るサイズです。表紙の腕を折り曲げて人差し指を天に向けたポーズは、ダ・ヴィンチの
『洗礼者ヨハネ』がモチーフなんだろうか?この画は星野氏の『ボルジア家の毒薬』でも登場しますが、
「探偵マリエル」で絵画にも造詣の深いところを見せてくれた鶴田氏の事。ほぼ間違いないでしょう。

 5.15 『妖女伝説』文庫版1・2巻を購入する。事前の情報では以前に発売されていた物とは違って、発表順に
並べ替えて収録されると聞いていたのだが、フタを開けてみますと以前のA5版の文庫化でした。ガックリ。
だが表紙は新作です。1巻のクレオパトラなど大変素晴らしい。でも、2巻のかぐや姫はちょっとなぁ...
話の中に出てくるのとはずいぶん違うと思うんですけど。ちょっとオタフク入ってませんか?星野センセ。
 やっぱりかぐや姫は、A5版表紙のように後ろ向いてるか、顔隠してる方が神秘的で良かった?

 5.11 ”わんだ〜らんど”の星野フェアへ行く。レジ前の特集コーナーにずらり並んだ星野本はなかなか圧巻だ。
でも『ヤマタイカ』の大判がなく文庫版だけだ。聞くと出版社の増刷のタイミングをはずれていて、全巻揃わない
らしい。イカンな潮出版、何をしておるのだ!増刷せんとわ!基本がなっとらんぞ。(大判も刷ってね)
 店長、せっかくのフェアです。よその本屋で買ってきてでも並べて売りましょう。儲けはないけど。(^_^)
 
 同店が発行しているミニコミ新聞も、フェアに合せて星野氏の特集が組まれました。結果はどうあれ私の渡した
資料がきっかけになったみたいで素直に喜んでいます。店長さんに感謝です。集英社からも、まるでフェアに
合わせたかのように『妖女伝説』文庫版が出版されるしで、とてもタイムリーでした。
 このフェアを機に、星野作品を読んだ事のなかった若いファンが増えてくれればいいですね。

 5. 8 店長の羽根田氏と星野作品について、ちょっとヨタ話をする。お題目は『星野氏の女性ファンを増やすには
どうすれば良いか』なんですが、まずは女性コミックに連載を持ってもらう。年齢層の高めの雑誌が良いだろう。
もちろん内容もそれなりに高めだ。次に主役はカッコイイ男にする。ウケ狙いである。年寄り主役が続いてるので
ここらで一つ原点に戻ってもらおう。当然ヒロインも用意する。が、主役とくっつくと女性ファンに嫌われる場合が
多々あるので注意が必要だ。音無響子の様な性格付けが良いか?星野美人の最上級を描いてもらおう。
 
 ストーリーはやはり宇宙物だ。ごぶさただしね。でも女性向けじゃハードSFはダメだ。ウケないのは必至。
ならば、ちょっとSFでラブコメタッチ。敵味方のボス同士で一人の女性を取り合って、惑星間戦争をおっ始める。
それこそ惑星・星系を崩壊させながらコミカルに取り合いをする。スケールはでかければでかい程良い。
 年齢層は高めなのでアフター5も大切だ。女は男の心を玩びつつ敵味方のボスの間を行ったり来たりする。
もちろん男と女の関係を持ちつつだ。ん?これでは音無響子じゃ無理か?仕方ない、峰不二子に変更だ。
 かくして”ドタバタSF戦争ラブコメ・ドラマ”は延々と続くのであった・・・
「・・・星野さんこんなの描きませんね」 「絶対描かんでしょうな」 『わはははは!』 ・・・おあとがよろしいようで。

 5. 6 トムプラス6月号「宗像教授:殺生石(後編)」読む。知らぬ間にアクション巨編に変貌しているので驚く。
走行中の車から転げ落ちてもカスリ傷で済んでるし、銃撃戦を難なくこなし、ステッキさばきは水戸黄門なみだ。
最後はヤケクソで投げ放ったステッキで、結果的にヘリまで撃墜しちゃうしで、いやはやランボーも真っ青です。
明日は体のあちこちが痛いんじゃないかな? おっと、この歳だと筋肉痛が出るのは二日後か。(^_^)
 

 4.24 『ブルー・ワールド4巻』購入する。表紙を見てしばし「ふーむ」今度のは3巻の時のように嫌悪感は左程無い。
人物に限って言うと肌にだけCGペイントを施している。この方法は「ダ ヴィンチ」での宗像御大の時と同じです。
やはりペン入れした従来通りのマンガ枠に、CGペイントでの彩色を必要最小限かつ効果的にして貰えると
今の所、私としては何とかついて行ける範囲なので前のより嬉しい。それでもまあ、御大の時もそう感じましたが、
やっぱり何だかちょっと変な感じだ。ジーンの顔色など悪そうに見えるんですけど。
 もしかして「グロックに追いかけられて疲労困ぱいの極限状態なので顔色悪くした」のでしょうか星野センセ?

 4.19 鶴謙サイトの松岡君が来阪するので迎撃オフをする。モーニング編集部で仕入れた鶴謙ものを見せて貰う。
『Eternal』の色違い試し刷りやテレカやTシャツをごそっと貰ってきたり羨ましい限りだ。中でも鶴田氏に描いて
貰ったチャイナ&ブレッケンリッジ入りサインはスゴ過ぎ。こんなに貰ってバチあたるよ君。(笑)
 ”わんだ〜らんど”では鶴謙本をもっと置けと強要するし(笑)”まんだらけ”ではセーラー何とかってカラオケの
替え歌を歌うしで、もう思わず他人のフリしたよ。(笑)
 ああ、そうだ。昔言ってた『怒りの器』のコピーそろそろマジでたのむね。こっちもTシャツ用意するよ。

 4.16 「月刊OUT復刊、宇宙戦艦ヤマトここに復活!」と言う表紙につられて『コミック・ゴン』なる妙な雑誌を買う。
いきなり「西崎元プロデューサーが麻薬で捕まりましたね」と切り出される松本氏へのインタビューには大笑い。
第1シリーズの裏話など面白かった。けどまだ「ヤマト」作ろうとしてるのよね、松本零士氏は。
もういいよ。「ヤマト」は個人的な思い出の一杯詰まった、第1シリーズのやつだけでもういい。
 同時にブームのきっかけにもなった『OUT』での特集号の裏話を当時の編集長が述懐している。
ヤマト特集の舞台裏はこんなだったのね。この本を本屋で見たあの時の衝撃は未だに忘れる事ができない。
 
 しかし「つまらない漫画」と言うコーナーは全く持って品が無いね。こんな便所の落書きの様な”マンガ評論”が
載っている本が平気で売られているのにも閉口するけど、業界通によると実際これを見た各雑誌の編集長は
マジで怒ってるそうなので、写真入りで載ってるライター諸氏はこれらの雑誌では使ってもらえないだろうな。
 それと漫画家にABCDのランクを付けてるけど、星野氏をDランク扱い。許せんな。しかも星野 宣之だと?
名前すら正しく書けないなんて最低の部類だな。こんなコーナーはさっさと止めて欲しいものだ。
 たとえAランクに入っても、こんな雑誌ならファンとしては嬉しくも何ともない。

 4.12 立ち読みしていた『コムナビVol.6』に『Comicトムプラス』創刊の特集が組まれており、パラパラめくっていると
小さいながらも掲載された話の宗像御大の絵があった。しかしよ〜く見てみるとこれにはネームの張られていない
原画が使われているではないか! 即、買い!である。
 記事を読んでいると「プラス」の意味は、プラス・アルファで物語の情報ページを付ける意味もあるとの事。
でも『宗像教授』にはそんなもの有りませんがな。ぜひ星野氏の手によるものを付けて貰いたいものだが、
もうすでに話の中に情報を詰めまくっているので不要なのか?なんせネームの多さでは定評有るらしいからねぇ。
(私はそんな事思った事もないですけど)

 4. 9 星野之宣氏のサイン会について”わんだ〜らんど”店長の羽根田氏と その実現性について話をする。
問題は何人集まるかが全くわからない事。あんまり多いのも困るし、少ないとお茶会みたいになってしまうしで
大体100人位が目安かな、との事でした。
 後はバックアップしてくれる出版社の問題があるが、これは潮出版と”わんだ〜らんど”に強〜いパイプがある
との話なので期待は大かもしれぬ。潮出版ならモロ☆氏もお呼びして合同サイン会もありうるかも知れない。
 実現すれば関西初なのでなんとか実現して欲しいものだ。羽根田さん、たのんますね。(^_^)

 4. 6 『Comicトム』が『Comicトムプラス』で新創刊された。執筆陣など内容的にはあんまり変わってないと思うけど、
めでたく「宗像御大」も復活と相成りました。モロ☆さんは居らず。やはり例のジンクスが気になるのかな(^_^)?
 今回の「宗像教授伝奇考:殺生石(前編)」に出てくる宗教集団は、例のオウム真理教がどうやらモデルの様子。
しかし原発を破壊して放射能をばらまくなんざ、こりゃサリンよりも恐ろしい。ホントにいたらオウムより恐い。
 
 同時に『ダ ヴィンチ5月号』での星野氏のイラストを見る。何の絵かな?と楽しみでしたが、こちらも復活した
宗像御大でした。でもこの内容がまた痛烈なんですなぁ、これが。
 以前『'98コミックランキングみんなのマンガ』で『宗像教授伝奇考』を批判された事に対する、
星野氏のささやかな反撃がなされています。しかも宗像御大自身に語らせている所がとても痛快!
曰く、「他人の本をネタに勝手な事を垂れ流すだけなら、なるほどどんなバカでも出来るわい」
私はもうちょっとで本屋で大声あげて笑ってしまう所でした。
 マンガ家は普通、批判されても反論する場が無いだけに、この様な形で作者の声が聞けるのはめずらしい。
 

 3.26 『モーニング17号』に鶴田謙二氏描く所の「エリノア・ナンブ」のピンナップが付いてるので買う。
なかなかグーな絵なんだが、その裏のいらぬ折り込みページの為、筋が入ってインクが写ってしまっている。
それがちょうど顔のとこなんだなぁ、これが。
 もうちょっと考えてくれんかねぇ。インクの写ってないの探すの苦労したよ。

 3.18 友人Mがまた台湾から星野本を買ってきてくれた。前回の時に店頭に無かった本を注文しておいたのを
引き取ってきてくれたのだが、ほとんどまだ入荷してなかったらしく2冊だけ。
 1ヶ月経っても入荷しないなんて、しかも台湾の決まり?で全額前金で支払ってあるのになんと言う事だ。
サービス悪すぎじゃないの?それとも何かね、星野本は受注生産なのかね?それで時間が掛かってるワケ?

 3.11 ”わんだ〜らんど”協力の「鶴謙企画」を実行すべく、鶴田謙二サイン入り『水素』を引き取りに行く。
これは全国の鶴謙ファンに、「サイン入り『水素』を貴方に」 と言う夢をプレゼントしようと私が企画したもので、
鶴謙ファンサイトの松岡君のHPを借りて公開し応募を募るものですが、一冊しかないのがつらいところかな。
なおこれは日々高値で取り引きされる”鶴謙アイテム”へのアンチテーゼでもあります。(協力サンキュー松岡君)
 ついでに鶴謙新ニュースを聞くが、まだ本決まりではないので公にはできない。ファン総本山の松岡サイトに
問い合わせると「知ってる」との返事。しかも編集者にヒント与えたのは私との事。何だ、原因は君だったのね。
 どうやら年末も鶴謙さんでいそがしくなりそうだ。

 3. 6 ダ・ヴィンチ増刊の『一億人のコミックリンク(漫画連鎖)』を買う。どうやら今までのコミック ダ・ヴィンチの
総集編らしく連載されていたものが網羅されている。'97年12月号の星野氏インタビューももちろん載ってます。
 気になったのは、古今東西名作マンガランキング・ベスト50のアンケートに答えた男女の比率が1:2だった事。
これでは結果が女性コミックに傾くのも当然ではないか。男性オールドファンにはなんとも寂しい結果になった。
 
 同時発売の『ダ・ヴィンチ4月号』特集は「なぜ中断?続きが読みたい傑作コミック」。密かに期待していたが
「ブルーシティ」は載らず。残念。モロ☆センセの「西遊妖猿伝」は載ったのに...
 「ヤマタイカ」を絶賛して星野氏を持ち上げてた時もあったのに取り上げてくれよォ、米沢さん。
でもまぁ、来月発売の『ダ・ヴィンチ5月号』のコミック ダ・ヴィンチ表紙イラストを、星野氏が描いてくれるので
堪忍してやろう。(^_^)?

 3. 5 『'98コミックランキングみんなのマンガ』で「宗像教授伝奇考」が極評されているらしいので読む。
ここ数年、「宗像」に限らず作画に不安定な時があるのは私も不満だけれど、宗像教授の話は好きだ。
もしかしてこの人、星野作品の”宇宙もの”にしか興味が無いのではなかろうか?
 「ネームの多さにめげる」のは単に自分が消化出来ないだけだろうし、ああ言った、業界にも影響を与える
オピニオン・リーダー的な本に、お金貰って評論するのなら、せめて最低限の専門知識を身に付けてから
評論して貰いたいものだ。「多くの資料を元に描いているのだろう」と書いている事で勉強していないのは明白だ。
挙げ句に「資料の垂れ流し」とはちと酷すぎるのでは?自分が理解出来ないから照れ隠しのつもりなのか?
この人には歴史の中の点と点を結び付けて新説を考える様な楽しさは多分解らないんだろうな。御仕置きとして
このような輩には、ネームの多さで定評の有る?『ヤマトの火』を100回位読んで一から修行して貰おうか。(笑)

 3. 2 友人Mより『Spirit of Wonder』表紙Tシャツが送られてきたとのメールが入る。おお、またも当たってしまった。
非常に嬉しいぞ。名前貸してくれてありがとうMよ。今回当たらなかったのは『水素』テレカだけなのでまずまずの
成果と言えよう。これにて作戦終了。 一つでも当たってくれると山と書いたハガキの苦労も報われるよ。
尚、字だけTシャツとオヤジテレカは未応募でした。(「だってつまんねえんだもん」は禁句かな (^_^)?)

 3. 1 「コミッカーズ4月号」の鶴謙さんインタビューを読む。前々からある程度そうではないかと思ってたんだけど、
ジャンプで『はるかなる朝』を読んでマンガ家になりたいと思った事や、『サーベル・タイガー』収録の一連の
コミックに刺激を受けてマンガ家になろうと決心した事などから判るように、星野ファンだそうです。
 昔『The Spirit of Wonder』を読んだ時、星野氏の後継者に成り得る人物ではないかと思いましたが、
どうやらそうはならなかったようで、別の方向へ行かれたみたいです。本人はどう思っていたのだろうか。
 星野氏も鶴田氏も共に、最近、本格SFを描かれていないのが残念でならない。
 

 2.27 予約していた鶴田謙二氏の『Eternal』を入手する。期待していたのに出来は何かイマイチ。非常に残念だ。
マンガに比べカラーイラストの方は年々安定度を増していたのに何これ?一度発売延期しているだけに時間が
無かったとは言い訳出来ませんよ鶴謙さん。良い作品が少なくてがっかり。白黒イラスト収録に至ってはもう論外。
「日本最高水準の印刷技術、原画の色を忠実に再現」のうたい文句で白黒なんか見たくないっての。
これで¥5000とはちと高すぎる。完全予約買取生産のはずが本屋で平積みで売られているのも気に入らない。
先のテレカ販売と合せて出版社の商魂のたくましさを感じてしまう。良いものなら もろ手を挙げて歓迎するが、
中途半端な感は否めない。
 今回はカルトな作家性を出版社に利用された感じが大で、作家やファンは実に可哀相な気がした。
  
 上記の本と一緒に鶴田氏のサイン入り画集『水素』を買う事が出来た。(松岡君サンキュ)サイン入りを持って
おくのも悪くない。しかし高価な同じ本が数冊あると言うのも困ったものである。自分のした事とは言え、う〜む...
 それはともかく購入した”わんだ〜らんど”なんば店の店長さんと、ちょっとした「鶴謙企画」で話をする機会が
出来たので確かめてみると、思った通り星野ファン!だったので、こっちの方で話が盛り上がってしまった。(^_^)
 この店には、思わず溜め息が出る様な「ヤマタイカ」の神子が描かれた星野氏の直筆色紙が飾られており、
私は行く度に目の保養をさせて貰ってます。

 2.25 『エル・アラメインの神殿』を買いに難波の”わんだ〜らんど”へ行く。三段平積で売られている。うむ、よしよし
扱いはグー。ここの店長さんはどうやら星野ファンみたいなんだよね。まぁ、それはともかく、中身の確認で
パラパラめくっていて突然固まってしまった。なんとあの「国辱漫画II[G.H.Q.]」が収録されているではないか!
昨日MLで「オマケで入ってたりしてね」と冗談かましてたばかりだったので余計にビックリしました。
全国一千万の(本当か?)星野之宣ファンを代表して、日の目を見せてくれたスコラに厚く御礼申し上げます。
 「スコラ」と聞くと、今までずーっと男性向け娯楽スケベ雑誌のイメージだったんだけど、これを機に考えを
改めさせてもらいます。スコラ様。m( )m

 2.19 以前ここで言っていた「鶴田謙二のエレノアTシャツ」が当たった!!やったぜベイビー!(死語か?)
前のテレカ送付より3ヶ月近く経っているので、てっきり終ったものと思っていただけにとても嬉しいぞ。
Tシャツ製造に時間がかかった為か景品発送に時間がかかったのかは判らないけど、忘れた頃にと言うのが
いかにも寡作作家の鶴謙さんがらみらしいねェ。(^_^)
 けれどもこの時のテレカを全て売り出すと聞き少々ガックリ。そりゃないぜベイビー!(これも死語?)
この手のテレカってもうコレクターズアイテム以外の何物でもないんだから、苦労して当てた側としては
喜びも半減。複雑な気分だよ。こう言う事されるのが一番嫌なんだよなぁ。
...と、言いつつも出たらまた買ってしまう。ああ、これがファンの悲しい性なのか...

 2.18 台湾へ行った友人Mが、頼んでいた星野氏の中文版コミックを数冊買ってきてくれた。(Thanks!)
購入した、台北の「捷比漫画便利屋」てェところはちょうど日本の”アニメイト”みたいなもので、小さいながらも
あちこちにチェーン店があるらしい。マンガは日本語版も売ってるそうだけどこれは現地の日本人向けなのかな。
 せっかくだから「鶴田謙二あるか?」と聞いてもらったところ、「あらへん」と言われたそうな。(^_^)
講談社さん、中文版『Spirit of Wonder』もぜひ出そう。「チャイナさん」は結構受けるんじゃないかな。

 2.12 『コミックビンゴ3月号』にも「国辱漫画II[G.H.Q.]」は載らず、次号予告にも無し。一体どうなってるの?
まさかこのままオクラ入りして幻の作品になっちゃうワケ?それだけはカンベンしてよね。メール送っても
ナシのつぶてだしさ。予告出してたのが延期になったんだから、何かしら返事をくれても良いじゃない。
こっちはちゃんとした真面目なメールを2通も送ってるんだからさ。
 神戸の中学生事件の供述調書を勝手な判断で公開するような本を出してる出版社だから仕方ないのか。
ビンゴ編集部だけはそうでない事を祈る。だから早く載せてくれ〜!

 2. 1 鶴謙さんの『Spirit of Wonder』から「リトル・メランコリア」と「夏子」が文化放送でラジオドラマ化され、本日放送
されているのだが、普段聞かないAMをあれやこれやとチューニングしても、それらしきものはやっていない。
どうやら大阪では入らないみたいだ。仕方ないので他局でやってる宮村優子の番組聴いてたら、チ○チンだの
キ○タマをやたら連呼するのでビックリした。EVAのアスカ役の声優はこんな人間だったんかい。知らなんだ。
(しかし後日、TV出演しているのを観て”天然”と言うのが良く解った。(^_^)ラジオでの事もこれで納得?)
 

 1.27 星野MLの会員さんに海外みやげで『2001夜物語Vol.1・新英語版』を分けてもらった。(A.山口さんサンキュ)
旧英語版を数冊しか持っていなかったのでとてもうれしい。残るはVol.2・3だがなんとかして手に入れたい。
米国ボルチモアで開催される今年のワールドSFコンに行ければ入手は容易いのだが、会社が休みくれるかな。
もし行けなんだらオミヤゲに頼んでいいスか川合さん。もちろん餞別は出させてもらうッス。(^_^)

 1.17 モロ☆MLで星野氏の『北海道新聞』情報を教えてもらっているM(えむ)さんに'92年元日の「サルマネーター」
イラストを貸してもらった。感激!(M(えむ)さんありがとう)しかし描いている星野氏似?のサルがギャグタッチなので
言われないと星野氏のだと分からないなぁ。(^^) なんだか『 諸星大二郎 西遊妖猿伝の世界 』での星野氏の
友情マンガを思い出してしまいました。そうそうこの元日号にはモロ☆氏も妖猿伝のイラストを描いてます。
 でも二人同時掲載するなんて道新の担当者はジンクス知らないんでしょうか。良い度胸されてます。(^^;

 1.13 『コミックビンゴ2月号』を買いに行って驚く。「国辱II」が落ちているのだ!こんな事 星野氏の20数年に
渡る作家活動で初めての事です。なぜだろう?先日1/8の関東地方豪雪で飛行機便が着かなかったのか?
それとも表現に問題有りで出版社が自主規制したのか?今度は国会の議員がメインの話みたいだからなぁ。
ホントの所はどうなのさ、文藝春秋さん。(担当者にメールを送ったが果して返事がくるかな?)

 1. 8 鶴田氏のマリエルシリーズ「Forget-me-not 第2話」が『モーニング』に予定通り?大幅に遅れて載った。
表紙イラストが素晴らしいが、マンガは今回もスクリーントーン無し。以前は水平線を望む空や海を
絶妙のトーン描写で表現していたのに残念だ。これからもこんなモロ☆画風 (^_^)?で行くのだろうか。
本人曰く「マンガとイラストが現在は主客転倒している」と言うのが如実に表れている回であったと私は感じる。
 それと「この描写ちょっと止めて欲しいなー」てな感想などを松岡君の掲示板に書き込んだら、鶴田氏本人から
「すいません...」と謝られてしまい恐縮してしまった。(まさか本人が書き込むとは思わなかったなぁ)

 1. 7 「どーしん」元日版を買いに梅田へ出る。久々復活の道内在住マンガ家競作で、星野氏が「 リストラの年?」
と言うタイトルで、T・レックスをバックに「トラジマのリス」?を描かれています。新作自画像付き。
”まんだらけ”で『 manGa 』とタイトルされただけの怪しげな本を発見。ピンと来たので買って帰ると、はたして
それは、星野氏唯一の英語マンガ「 THE MASK OF THE RED DWARF STAR 」の初出誌だった。ビンゴ!!
まさかこれが手に入るとは夢にも思わなかった。う〜ん、こいつは新春から縁起が良いやァ!
 

平成9年
12.26 『コミックバーズ2月号』の「アルデンヌの森」を読む。ヨーロッパ版”宗像教授”と言う感じだった。ならば
主役米兵の年老いた顔を宗像御大クリソツにすれば説得力が... 。う〜む、これじゃパロディになってしまうか。
 鶴謙さんが久々にマンガを描いた。『ヤングアニマル'98.1号』の「Remember-me-not」と言う4コママンガです。
数年前に発表されたきり未だに発売されないゲームについて描いているが、キャラデザ担当の鶴田氏としては
やはり気がかりなんだろうか。しかしタイトルから察するに、もうこのゲームの事は忘れて欲しいみたいだ。

12.15 コンビニで偶然手にした本に星野が載っていたので驚く。とは言っても『妖女伝説:ローレライの歌』の再録
だけどね。この『ホームコミックレットVol.4・ジャンル別ベストコレクション[サイコミステリー]恐怖への九つの扉』
(あ〜もう長ったらしいタイトルだ)って本は、テーマが共通で男性女性マンガがごちゃまぜの、しかも全部再録
ものと言うなんとも変った雑誌。読者からの声で40・50はおろか60歳代!の女性が居るのに目を疑う。前号は
「不倫特集」とあるが、今年流行った「不倫」が思わず人生経験豊かな人達にハガキを出させたのか?

12.14 Mac Expoを見に大阪ドームへ行く。私は窓使いなので何も期待していなかったが、連れの林檎使いも
「つまらんなぁ」を連発する事しきり。事実、文化祭レベルのブースも多々あった。早くも興味が失せた私は
床を見ながら「近鉄バッファローズの選手はコンクリートのグランドで可哀相だなぁ」などと考えたりしてしまう。
 唯一、マンガ家愛用のキャラ&サイン入りMacの展示が興味をそそったが、星野氏のはありませんでした。

12.13 止めて欲しいなと思った唯一の星野作品、「国辱漫画」の続編「国辱漫画II[G.H.Q.]」が発表される
らしい。わけもなく旧日本軍を美化するのは良くない事だと思うけど、あの絵柄で喜劇化されるのもなぁ。
でも今度は飛行機とかの資料は本物見て描いてよね、星野センセ。前のは「トラ・トラ・トラ!」の見過ぎですよ。
(あの日本機は撮影用のニセモノ)

12.07 『スターダストメモリーズ』の文庫版を入手。残念ながらA5版とオマケ収録作品が全く同じ内容だった。
単行本未収録作品を入れるとか、もうちょっと考えて出してくれんかねスコラさん。流行で文庫版を出しただけ
の感が強く余りに安易すぎる。新しいファンを獲得するのも結構だけど、今までのファンも大事にしてよね。
それにこの文庫シリーズは表紙を加藤直之氏が描いてるけど、やっぱ星野氏に描いてもらいたいなぁ。無理?

12.02 今年の夏、友人Tが”まんだらけ ”に'70年代の『ジャンプ』や『サンデー』をダンボール箱に10箱以上
(推定300冊)売りに行ったら28万円!で売れたとTELが入る。友人Tは私より古い星野ファンだった人だ。
一身上の都合でファンを廃業し、その際に星野本を結構譲ってもらった。しかし「古いジャンプだ、めずらし」
と店で見ていた私は、モロ☆の「青ヒゲおじさん」掲載号とか知らずに高値で買ってたのであった。(T.T)
 あれってあんたのんやったんかいな。どうりで星野作品掲載号が一冊もなかったワケね。納得。

12.01 今日は嬉しい事が三つもあった。まず、星野MLの会員さんに『ブルー・ワールド』や『2001夜物語』等の
中文版を五冊も分けていただいた。(T.田中さんサンキュ) 次に”ブルー・ワールド・テレカ”が送られてきた。
これは前回と同じく『アフタヌーン11月号』の全プレの分だけど、淡い期待ははずれて全く同じ絵柄だった。
 最後は、名前を借りていた友人Kから「チャイナさんテレカ来てたぞ」のTELが入る。これは『モーニング』で
「forget-me-not」の掲載前祝いで読者プレゼントしていた鶴田謙二のテレカが当たったのだ!これは嬉しい。
後は”エリノア&スピッツ表紙”Tシャツと”水素の表紙”テレカが当たれば言う事無しなんだけどなぁ。
 鶴田謙二と言えば、ファンサイトの松岡君のページがリニューアルした様だ。GIFアニメ付きかぁ、やるなぁ。
星野のファンサイトも負けてはいられない。でもGIFアニメなんて先の先!?
 

11.25 『宗方教授伝奇考 第3集』 が発売されたので買いに行く。表紙カバーを見たとたん ちょっとホッとした。
今回は『ブルー・ワールド 3巻』の時みたく、モロCGと言う具合ではなさそうだ。やっぱマンガ家は手で
描いて塗らなくちゃ、と改めて思わされる。屏風画?のような絵にパソコン処理のような後がみられるけど
星野氏の画ではないので良しとしよう。

11.17 星野MLの情報で、12月発売のコミック文庫本タイトルが『スターダスト・メモリーズ』と分かった。
しかし既発ものなので少し残念だ。本編だけだとページが少ないので、また何かミックスされるんだろうけど、
今回はぜひ未収録作品を入れてほしいぞ。前回のはほとんど『大いなる回帰』の再録だったからなぁ。
頼んますよスコラさん。(ドクトル畑のタイトル予想はハズレたッスね。(^^; )

11.07 『ダ・ヴィンチ』12月号の星野氏インタビューを読む。”宗像教授 ”の話と思いきや SF話が中心であった。
読んでて何だか妙にうれしくなるインタビューだった。写真はなし。
 同時に「日経エンタテインメント!」 12月号を読む。”マンガ家の注目マンガ”の記事に 星野氏がコメントを
寄せているらしい。想像通りと言うか、やはり「あまり読んでない...」との事で 諸星氏の名を挙げている。
 別ワクに鶴田BOX発売は「10年前では考えられなかった」とある。一般人には「誰それ?」の世界なのだから、
私もその通りだと思う。そう言や来年にもカルトな画集が出るんだっけ。う〜む。だんだん濃くなるなぁ。
おっと、その前に肝心の ”探偵マリエル”の続きは年内に読めるのか?

11.04 諸星MLで入手した情報によると、『北海道新聞』10.27付の夕刊に 星野氏のインタビューが
載っているらしいので買いに行く。はたして、そこにはヒゲ面の星野氏が写ってるのであった。
ヒゲは自画像ではおなじみだが、写真で見るのは初めてである。
「簡単に見破られないウソをつくのが仕事ですから」 との事。う〜ん、ごもっとも。
 大阪駅前まで足を伸ばしたついでに”まんだらけ”に寄り、以前買い逃した『OUT '78.8月号』を見つける。
前回の星野オフミで『ブルーシティ2巻』の内表紙と同じ画だと判明したのだが、やはり気になるので買った。
前は号数をウロ覚えだったので、適当に買ったら 全部モロ☆氏のマンガだったからなぁ。
 

10.25 『コミックバーズ12月号』掲載の 荒鷲と要塞(後編)を読む。やはり伏線の張られていた親子の住む古城に
爆弾が落ちた。でも主役の中尉がレシプロからジェットに乗り換えていきなり乗りこなしてしまい、そればかりか
B-29まで撃墜してしまうのには参った。実戦では有り得ない。 まぁマンガだしなぁ。うんうん。
 主役の妹が前編では見た目にオバンくさく描かれていたのが大問題だったが、(^_^; 抗議が殺到したのか
後編では持ち直していた。ほっぺたの線が一本多かったのでは?
 陸地続きのヨーロッパ戦線では、足の長いB-29を使うまでもなくB-17で充分だったようですね。

10.23 『ブルー・ワールド 3巻』購入する。表紙をみて「アッ!」となる。どこかで見た画に コンピューターによる、
彩色が施されていたからだ。ついに恐れていた事が現実になってしまった。CGは以前からモノクロページで、
部分的ではあるが試されていたのだ。
 個人的な勝手な想いですが、星野氏の作品に長年慣れ親しんできて、星野氏の画風に古くからの職人気質的
なものを感じ、その正確な描写と細かい書き込みに最大の魅力を感じていた私にとっては、いかにもCGと
言う画は モノクロであろうがカラーであろうが、正直言って少々つらいものがあります。
 しかしながら、本人が望んでされているのだから、これも時代の流れと思わなければならないのだろうか。
答えは簡単には出そうにない...

10.22 『アフタヌーン10月号』で応募した、全員プレゼントの”ブルー・ワールド・テレカ”が送られてきた。
アフタヌーンは独自にキャラクター・グッズを数々考案し、読者に提供してくれるので とても気に入っている。
しかし星野作品のは Tシャツとテレカしか無かったので少々残念。マグカップやパネル時計なんかも作って
欲しかったなぁ。とは言え、数少ないコレクターズ・アイテムが増えるのは とてもうれしい。

10.15 『コミックトム12月号』の 宗像教授−魔将軍−を読む。少しばかり画の荒れが認められるものの、
全体的にはOK。話の内容も 綱吉の別の一面が分かってなかなか良かった。
 しかしそれよりも、今号でトムが休刊する事におどろく。それと同時にまたあのジンクスが頭をよぎる。
「二人の” 星 ”を抱えていると、いつか雑誌が消えてなくなるぜ。」 ああ、またなのか...
 


平成9年10月より

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