新作情報コーナー |
「月刊 コミック バーズ2002年5月号 」 |
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伐採される事を防ぎ、種の存続を図るばかりかその結果、 文明までも退化させてしまうという、自己防衛本能を持つ植物。 霧の惑星。異星のシステムはまだまだ計り知れない… 地球の熱帯地区などにも虫食い植物は存在しますが、 この星の植物も最終的には養分を吸収するのでしょうか。 根っこに絡んだ生物の死骸のコマは、それを示しているのだろうか。 だとしたら、置き去りの探検隊の行く末は… イオンが恋人のレクランの存在をも忘れ、惑星より独り脱出する所は 一瞬、往年の「マタンゴ」を彷彿とさせるラストでありました。 「霧」というキーワードより、この作品を読むと古今東西のSFを数多く 思い浮かべたりするのですが、そのどれとも当たり前ですが違う。 全くの星野SFになっているのが星野SFたる所以でしょう。 また一つ「霧」の名作SFが生まれた。
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雑誌名 |
「コミック バーズ2002年5月号」 |
出版社 |
幻冬舎 |
星野作品名 |
『 霧の惑星 』 |
ページ数 |
40ページ |
発売日 |
H14.4.12(金) |
定 価 |
490円 |
あらすじ |
惑星探査に向かう二隻の船のうち、先行した一隻が消息を絶った。救助に向かった一行は生存者の不審な行動に戸惑うが、その惑星の不思議な霧に包まれるうち次第に自分たちの記憶が失われていく事に気づく。
果たして霧の正体は一体何なのか!?
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星野氏コメント |
『センセー便り:作者近況』 北国も今年は雪解けが早い。花見のウエーブの最後尾がやってくる。 |