新刊ニュース 

『ブルーシティー:MF文庫版』 H11.11.5発売!

『ブルーシティー:MF文庫版』メディアファクトリーより 発売!書店へGO!!

19XX年、人類は死滅した!海底都市ブルーシティーの2万人を残して。
これは人類の敵Dr,ジェノサイドと戦う若者達の物語である。

○『 ブルーシティー:MF文庫版 』 ○ \590(税別)メディアファクトリー ISBN4-88991-968-6 C0179


☆★☆★  初出情報  ☆★☆★

 
●『 ブルーシティー 』     「週刊少年ジャンプ」連載・集英社
              
 ・ 「恐怖の隕石群」        (カラー 5P) 31p '76年 2号
 ・ 「6・9(シックス・ナインズ)指令!」 (合併号) 30p '76年3,4号
 ・ 「海の雪(マリン・スノー)」     (合併号) 30p '76年5,6号
 ・ 「非常事態発生!!」               30p '76年 7号
 ・ 「生きた化石」                  21p '76年 8号
 ・ 「大自然の水葬」                 20p '76年 9号
 ・ 「かみさかれた死体」              19p '76年10号
 ・ 「襲いかかる死者」                20p '76年11号
 ・ 「病原体の洗礼」                 21p '76年12号
 ・ 「恐怖の魔手」                  20p '76年13号
 ・ 「行動開始」                    19p '76年14号
 ・ 「水のカーテン」                 21p '76年15号
 ・ 「ジュンの変身」                 19p '76年16号
 ・ 「動く氷山」                    19p '76年17号
 ・ 「新生児1号」                   19p '76年18号
 ・ 「海への行進」                  19p '76年19号
 ・ 「南極脱出不可能!?」              19p '76年20号
 ・ 「再会の日」                   18p '76年21号
  

※ 文庫版には上記青文字で記した八つの目次タイトルがつけられています。


ブルーシティーMF文庫
●文庫化にあたって編集された部分は余りにも多いので、これはまた別の機会にでも。

作品紹介 ● 『 ブルーシティー 』 ※初出誌タイトルに準じて紹介しています。
  • 隕石の衝突で宇宙ステーション・ホリゾントが地球へ墜落!だが、それはただの序章に過ぎなかった・・・。「恐怖の隕石群」
  • 宇宙からの未知の病原体に犯された人類は破滅の道を歩むのか。発動された6・9指令とは!?「6・9(シックス・ナインズ)指令!」
  • 6・9指令は全人類自決指令だった。令とミカを救う為、母親の冴子は自ら海へと身を投げる。「海の雪(マリン・スノー)」
  • 地球人類は絶滅した!海底都市の2万人を残して。そのブルーシティーに謎の巨大な物体が迫り来る!「非常事態発生!!」
  • B・Cの気配を絶ち海魔をやり過ごすロゴス。しばし睨み合いが続く中、一隻の潜水機が海魔をおびき出す。「生きた化石」
  • 作戦成功!令とアテナの機転によりブルーシティーは危機を逃れ、ロゴスは人類存続の誓いを新たにする。「大自然の水葬」
  • 夜の海上へ調査に出た一行は空母エンタープライズに遭遇する。おびただしい死体の中で怪しい動きが!?「かみさかれた死体」
  • 次々に襲い来る死者よりからくも逃れた一行。だがなぜ?その死者と接触したジョニーは奇怪な行動に!!「襲いかかる死者」
  • 謎を解明したDr.シュルツはジョニーの手にかかってしまう。一方、令たちは新たな目標南氷洋へと向かう。「病原体の洗礼」
  • ジュンを仲間にしたジョニーは行動を開始する。彼らの目的は何なのか。Dr.シュルツの残した「G」の秘密は?「恐怖の魔手」
  • ついに破壊活動を開始したジョニー達は逃げ惑う市民に乗じて原子炉破壊を目論む。一方の令達にも監視の目が!「行動開始」
  • ジョニー達の意図を察知したロゴスは原子炉へ警備隊を急行させる。果して阻止できるのか。B・Cに危機迫る!「水のカーテン」
  • 警備隊長の活躍で原子炉破壊をまぬがれたブルーシティー。捕らえたジュンへの尋問中、彼女の体に異変が!「ジュンの変身」
  • 半魚人へと変身するジュンを見たロゴスは思わぬ行動に!一方、南極では突然氷山がプテラスピス号を襲う!「動く氷山」
  • トムとミカを人質に取られた令達に"敵"からの通信が届く!その名は「G」、Dr.ジェノサイド。この男の正体は!?「新生児1号」
  • ついに姿を現した"敵"Dr.ジェノサイド。人類破滅は未知の病原体ではなく、彼の仕掛けた病原体であった!「海への行進」
  • 凍結艦隊の攻撃が続く中、プテラスピス号に一人の水棲人類が退路を誘導する。果してワナなのか!?「南極脱出不可能!?」
  • それは変り果てた令の母だった!脱出に成功した令達はジェノサイドとの再戦を誓い帰途に付く。いつの日か必ず。「再会の日」

真夜中のラヴレター

今回の新たな「あとがき」で星野先生は、今までほとんどのインタビューで否定的であった 「ブルーシティー」「バトル・ブルー」の再開について、かなり肯定的な言葉を寄せられています。 面白いのは同時期同社から発売された『こんなマンガがあったのか!名作マンガの知られざる続編・外伝』 での同じく続編を望む声に否定的に答えられている事。偶然でも必然でも、この二冊を手に取られた方は、 この余りの違いに目を白黒させる事だろう。きっと今日まで寄せられたであろう膨大な再開希望の"返事"にようやく重い腰を上げる気になられたのであろうが、 この短期間の星野先生の心情の変化に何があったのかは誰にもわからない。

だが、もし。もしも我が"星野之宣メーリングリスト"で起こった一連の出来事が、 肯定的になられたきっかけの、わずかばかりでも担う事が出来たのであれば、あの日あの時、 星野先生宅に伺えた我々にとって、こんなに幸せな事はない。 この「ブルーシティー」再発の時期にクロスした事は運命だったのだろうか。

"真夜中に書かれた手紙"とは先生の弁だが、当時、その"ラヴレター"を受け取った人達は一体どれほどいるのだろう。 そしてその中のどれほどの人達が「ブルーシティー」を今も憶えているのだろうか。時は流れ、時代は移り、 子供だったかつてのファンは大人になった。自分を取り巻く環境が変っても 「ブルーシティー」が未完のままなのは変りが無い。そんな「ブルーシティー」は"名作"の冠を付け今もなお出版され続けている。 "ラヴレター"を受け取る人達は、時を経ても、場所を変えてもこれからまだまだ増え続けて行くだろう。そして"返事"を書く人達も。

 「愛は、まだ生きているだろうか」

最後に書かれた星野先生のこの言葉は、先生自身が自らに問い掛けているのだ。
そこには、まだ気持ちの整理がつかずに揺れている、しかし、どこか たおやかな先生の気持ちを読み取る事が出来る。
そう。先生自らが気持ちを前向きにされている今だからこそ言ってしまおう。

 星野先生、私達は「ブルーシティー」を憶えています。
 星野先生、私達は「ブルーシティー」の続きが読みたいです。
 星野先生、私達は「ブルーシティー」が好きです。
 星野先生、先生は「ブルーシティー」が好きですか。
 星野先生。

        「ブルーシティー」の続きを描かれるなら、今です。

『ブルーシティー』。 それは永遠なる"未完の大作"なのだろうか。
今、果して・・・



TOP 新作情報 ニュース 新刊情報