19XX年、人類は死滅した!海底都市ブルーシティーの2万人を残して。 これは人類の敵Dr,ジェノサイドと戦う若者達の物語である。
● 真夜中のラヴレター ●
だが、もし。もしも我が"星野之宣メーリングリスト"で起こった一連の出来事が、
肯定的になられたきっかけの、わずかばかりでも担う事が出来たのであれば、あの日あの時、
星野先生宅に伺えた我々にとって、こんなに幸せな事はない。
この「ブルーシティー」再発の時期にクロスした事は運命だったのだろうか。
"真夜中に書かれた手紙"とは先生の弁だが、当時、その"ラヴレター"を受け取った人達は一体どれほどいるのだろう。
そしてその中のどれほどの人達が「ブルーシティー」を今も憶えているのだろうか。時は流れ、時代は移り、
子供だったかつてのファンは大人になった。自分を取り巻く環境が変っても
「ブルーシティー」が未完のままなのは変りが無い。そんな「ブルーシティー」は"名作"の冠を付け今もなお出版され続けている。
"ラヴレター"を受け取る人達は、時を経ても、場所を変えてもこれからまだまだ増え続けて行くだろう。そして"返事"を書く人達も。
「愛は、まだ生きているだろうか」
最後に書かれた星野先生のこの言葉は、先生自身が自らに問い掛けているのだ。
星野先生、私達は「ブルーシティー」を憶えています。
「ブルーシティー」の続きを描かれるなら、今です。
『ブルーシティー』。 それは永遠なる"未完の大作"なのだろうか。 |