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『エル・アラメインの神殿』 H10.2.25発売!

『エル・アラメインの神殿』 発売中。あの「国辱漫画 2 G.H.Q.」掲載!

    『エル・アラメインの神殿』 A5版

  平成10年 2月25日 発売。\820 スコラ社



 
☆☆☆ 初出情報 ☆☆☆


『 海の獅子 』            40p 「コミックBIRZ」スコラ '97/5
『 エル・アラメインの神殿 』     40p 「コミックBIRZ」スコラ '97/7
『 荒鷲と要塞・前編 』        20p 「コミックBIRZ」スコラ '97/11
『 荒鷲と要塞・後編 』         26p 「コミックBIRZ」スコラ '97/12
『 アルデンヌの森 』         40p 「コミックBIRZ」スコラ '98/2
『 国辱漫画 』        30p 「COMIC BINGO」文藝春秋 '96/8
『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』  35p 「COMIC BINGO」文藝春秋 '98/2
   
                          

『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』「COMIC BINGO」 '98年2月号に掲載予定であったが、何らかの理由により 掲載されませんでした。

 それから『 荒鷲と要塞 』の前後編は、一つにまとめられています。



エル・アラメイン



作品紹介

  • ドイツのイギリス上陸作戦、ゼー・レーヴェ”海の獅子”作戦を参戦前のアメリカが阻止!?『 海の獅子 』。   
  • 激戦の北アフリカ戦線。砂漠に埋もれた遺跡の奥で兵士が見たものは... 『 エル・アラメインの神殿 』。   
  • 敗戦の色濃く漂うドイツ空軍に、待望のジェット戦闘機が届く。果して挽回はなるのか。『 荒鷲と要塞 』。   
  • 米軍新兵が偶然発見した敵の燃料貯蔵庫に火をつけた。その時現れた巨人の正体は!『 アルデンヌの森 』。   
  • 日本がアメリカに宣戦布告!史実を取り混ぜたパラレル・ワールド太平洋戦争!?『 国辱漫画 』。   
  • 魑魅魍魎が跋扈する大蔵省をアメリカ海兵隊が暴く!?星野流「日本戦後物語」。『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』

加筆修正

 今回収録されている作品についてはありません。せいぜいスクリーントーンの張り足し位です。一番顕著であったのが 『 海の獅子 』でした。時間なかったんでしょうかね。なんだか画もちょっと荒れてますし...

(*重箱の隅をつつくと言うのであれば、P76 中左の盗掘者のコマで服から猫ミイラが「 ポロ 」とこぼれる際の曲線が一本 描き加えられています。)

 次にセリフの変更ですが、『 海の獅子 』より P19 左下のお祈り?のコマが初出誌では「主よ・・・」 だったのが、「・・・」と無言になっています。この状況ではもう言葉も出ないってことかな?(笑)

 あと『 荒鷲と要塞 』の P120 中左のコマで「俺ひとりで行く!」が、初出誌では 「俺一人で行く!」と漢字でした。別に換えなくてもわかるけどなぁ。何で?

 最後に効果音ですけど『 エル・アラメインの神殿 』 P77 の上のコマに敵戦車の走行音が 「ゴゴゴ」と小さく書き加えられています。

なお、『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』については初出誌がこの世に存在しませんので(笑)、考証する事が できませんでした。



特別考察 「『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』掲載延期事件の謎 」


 当初「COMIC BINGO」'98年2月号('98.1.12発売)に掲載されるハズであった『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』 は、前号の'98年1月号で予告を打ったにもかかわらず、なぜか掲載延期になりました。
 この様な事は星野氏の20数年に渡る作家活動において初めての事ですので、驚くとともに信じられませんでした。

 このコーナーではなぜ掲載延期の憂き目を見たのか、少々考察してみたいと思います。

 

* * * * * * * * * *


 とりあえず、何となく考えられる理由としましては、
  • 文藝○秋のトップクラスが○蔵官僚とツーカーの仲なので圧力がかかった。   
  • 文藝○秋の編集方針で、一般市民バッシングはOKだが、○蔵官僚はダメ。   
  • おりしも○蔵官僚がらみの不祥事続きなので、後々の事を考えて掲載を見合わす。   
  • 文藝○秋の編集方針で、皇○前でのドタバタ劇は恐れ多くて御法度。   
  • ○蔵官僚を”人類の敵”エ○リアンに見立て、凶悪な怪物扱いしたのがけしからん。   
  • ○蔵省へ続いている○京(トンキン)大学がどっかの大学と漢字表記が同じなのでダメ。   
  • ホントは一発しか叩いてないのに二発も叩いている、と大川○明博士の遺族からクレームがつく。
 てなところでしょうか。

で、その後の経過としましては...

  • 雑誌に載らず、途方に暮れる星野氏。そこへスコラからコミック出版の知らせが。
  • 「一冊出すのにページが足らないんですけど、戦争がらみで何か無いスか?」
  • 渡りに船で思わずニヤリの星野氏。「いや実はね...」 「ほう」
てな感じで、めでたく日の目を見たのではないでしょうか。


でも文藝○秋からは原稿料出たんだろうか。仮に出たとしても雑誌に掲載されないと嬉しくないよね。きっと。

※ご注意 : この考察には少々のウソが混じっておりますので、鵜呑みにはしないで下さい。)

 

* * * * * * * * * *


 やはり文藝○秋と○蔵省とは何らかの繋がりがあるか遠慮しているとしか理由が見付かりません。原稿が間に合わず 本当に”落ちた ”とは、原稿輸送の飛行機の中でも必死にペン入れしている”プロ漫画家 ”の星野氏からは考える事が 出来ないと言えるでしょう。

 しかしその後、○蔵官僚のキャリアが逮捕され、覚醒剤事件なんぞも明るみに出るに至り、世間の風当たりも 一層大きくなった事を考えますと、もしその後にこの作品が描かれていたならば、世論にも大きく後押しされて 編集者の一大決心をうながす結果となり、雑誌に掲載されていたかもしれません。

 でもまぁ、今回のようにスコラ出版のコミックスに載った事をみてみますと、「コミックBIRZ」で発表されていれば、 何の支障も無くすんなり掲載されていたかも知れないですね。



 尚、「COMIC BINGO」 '98年1月号に載った予告では 『 国辱漫画 II [G.H.Q.] 』 31ページでしたが、 コミック 「 エル・アラメインの神殿 」に収録されたものは『 国辱漫画 2 G.H.Q. 』と少々タイトル変更が なされ、ページ数も 354 ページ増えています。
 どういう風に 4 ページ分増えたのか、ずいぶんと気になるところですねぇ。

etc...   「G.H.Q.」=「Go to Hell,Quickly!!」
 このタイトルは終戦後の日本に駐留した「G.H.Q.」( General Headquarters ) いわゆる進駐軍をパロディにしている わけですが、実は上記にあるように 「Go to Hell,Quickly!!」 と言う文章の頭文字を取っていたんですね。

 訳してみますとさしずめ

「とっとと地獄へ落ちやがれ!!」

 てとこでしょうか。意味深だなぁ...


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