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倫理感が欠落している韓国人

 5月27日の読売新聞は、クローン 患者のES細胞作製に成功 再生医療実現へ指針作り急げ」と言う見出しで、次のように報じていました。
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 難治患者の遺伝情報をもつ胚性(はいせい)幹細胞(ES細胞)の作製に、韓国などの研究チームが世界で初めて成功した。(科学部 木村達矢)
 「世界をまた驚かせた」(朝鮮日報)、「生命科学のヒーロー」(東亜日報)。研究成果が米サイエンス誌電子版で発表されると、韓国各紙は研究を主導してきたソウル大のファン・ウソク教授を国民的英雄と見なして称賛した。・・・

 国連は今年3月、難病の治療目的も含め、クローン技術の人間への応用を禁じるよう加盟国に求める宣言を採択した。一方、ES細胞の研究に連邦資金の支出を厳しく制限している米国では、ES細胞研究の規制緩和法案が24日、下院本会議で可決されたが、ブッシュ大統領は同法案への承認拒否を明言した。
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 このニュースを報じる韓国の新聞のホームページを見ると、ノーベル賞という見出しが飛び出すほどの過熱報道をしています。

 しかし、今回の成功は本当に偉大な研究成果なのでしょうか。これは基本的には既に各種の動物で実用化されている、クローン技術を人間に応用しただけではないのでしょうか。
 記事にもあるように、わが国やアメリカをはじめ各国は倫理上の観点から、クローン技術の人への利用、ES細胞作りを厳しく規制していますが、韓国の報道にはそのような視点が全くありません。韓国人のこの「英雄的な成功」と過熱報道は、彼らに倫理感が欠落していることを証明しているに過ぎないと思います。

平成17年6月1日   ご意見・ご感想は   こちらへ    トップへ戻る   目次へ