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「朝鮮通信使」の再現と、誇大妄想に取り憑かれた彼らの表情

 韓国人は「朝鮮通信使」の仮装行列を繰り返して飽きることがありません。近年ますます熱気を帯びてきて、その様子は尋常ではなくなりつつあります。

 韓国の新聞の日本語版ホームページには、「朝鮮通信使」仮装行列の記事が多数掲載されています。

 「朝鮮通信使 242年ぶり東京で再現」(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=81256&servcode=400&sectcode=400

 「朝鮮通信使行列に参加する正使の子孫 チョ・ドンホさん」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20050806000003

 「400年前そのまま…朝鮮通信使再現」(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86558&servcode=400&sectcode=400

 「急ピッチで進む朝鮮通信使の再現作業」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20060801000026

 記事には多数の写真が掲載されていますが、これらの写真を見て特徴的なのは仮装行列(行事)をしている人達の表情です。他の仮装行列と決定的に違う彼らの表情です。彼らの表情は真剣そのもので、400年前の人物になりきっています。

 名古屋の英傑行列や京都の時代祭など、歴史上の人物が登場する仮装行列は珍しくありませんが、日本の仮装行列はもちろん外国でも、仮装行列は普通はにこやかに愛嬌を振りまきながら行進するものですが、韓国人の「朝鮮通信使」の仮装行列を見ると、彼らの表情は誇大妄想に取り憑かれたごとく真剣そのもので、400年前の人物になりきっています。

 仮装行列は普通見る人のために行進するものですが、こんな人達の行列を見ても見る側はちっとも楽しい気分になれません。しかし彼らはそれでもいいのです。彼らは見る人のためではなく、自分達のために行進しているのです。この行進は彼らのデモンストレーションなのです。

平成19年6月24日   ご意見・ご感想は   こちらへ    トップへ戻る   目次へ

「朝鮮通信使 242年ぶり東京で再現」(中央日報)


「朝鮮通信使行列に参加する正使の子孫 チョ・ドンホさん」(朝鮮日報)


「400年前そのまま…朝鮮通信使再現」(中央日報)


「急ピッチで進む朝鮮通信使の再現作業」(朝鮮日報)