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韓流反対デモをなぜテレビは報じないのか(日本のマスコミは中国と同じ)

 
高岡蒼甫のフジテレビ批判に端を発した、反韓流デモは、新聞・テレビに報じられることがありません。なぜでしょうか。参加者の数は500人から2000人までと諸説がありますが、数が少ないからでしょうか。それとも、ニュースとしての価値がないからでしょうか。

 新聞・テレビは、反原発デモや、アメリカの軍艦が日本の各地の港に寄港するときなどの抗議行動では、これより遙かに少ない、場合によっては数十人程度の抗議行動も大きく報道しています。今回の騒動は人数において不足があるとは思えません。

 それでは、ニュースの価値としてはどうでしょうか。
今回の抗議行動は、組織に動員されたのではない一般市民が、マスコミと韓国に対して公然と抗議行動をした画期的な出来事であり、報じる価値は十分あると思います。
 組織に動員された、条件反射のごとく毎回同じのアメリカ艦船の寄港反対抗議行動よりも、遙かにニュースとしての価値があると思います。

 それでも報じることなく、黙殺に徹したのはなぜでしょうか。抗議行動の趣旨に反対だからだと思います。反対にアメリカ艦船の寄港に反対する抗議行動には賛成なのだと思います。
 このような報道姿勢はどこかの国のマスコミに似ています。どこでしょうか。それは中国です。言論の自由のない中国では、政府にとって都合の悪いニュースはすべて黙殺されます。

 これに対してわが国では、政府に取ってではなくマスコミ自身にとって都合の悪い記事がすべて黙殺されます。誰にとって都合が悪いかの違いはあるものの、
報じられるべきニュースが黙殺されていることに変わりはありません。

平成23年8月9日   ご意見ご感想は こちらへ   トップへ戻る    目次へ