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「価値観」以前のものを共有しない日本と韓国−(価値観の共有も疑問)−


 7月19日と7月25日読売新聞は、日韓関係について下記のように報じていました。
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2013.07.19 「日韓次官が会談」

 外務省の斎木昭隆次官は18日、来日中の韓国外交省の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次官と外務省で会談し、日韓両国について、「基本的な価値と利益を共有する重要な隣国同士だ」との考えで一致した。日韓関係の改善に向け、様々なレベルで緊密に意思疎通を図っていくことも確認した。両氏の会談は、11日にソウルでも行われている。
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2013.07.25 [13参院選・世界はこう見た]日韓関係 発展の好機 朴チョル煕氏

 ◇ソウル大 国際大学院教授 
 今年2月に就任した韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は任期中、安倍首相が相手だと腹を固めなければならない。
 韓国で安倍氏は、歴史問題では強硬で、韓国が「軍国主義の復活」と懸念する憲法改正に、すぐにでも乗り出すとみられているが、私はそう思わない。国会の3分の2を改憲勢力が占めたとしても、国民の過半数の賛成を得る必要がある。現実主義者の首相は、時間をかけて世論を醸成していくだろうが、今回の選挙の勝因がアベノミクスに象徴される経済政策への期待であることも十分に認識している。改憲という理念だけで突っ走ることはできないはずだ。
 歴史問題で原理原則を重視する朴大統領は、現実主義者の顔も持つ。最近、日本の知人から「韓国は中国(の側)に付いたのだろう」と言われるが、民主主義という価値観を共有する日本も大切なパートナーだと、大統領も理解している。
 韓日共に相手国のリーダーの一面しか見えていないことが、関係改善を妨げている。双方が(相手を刺激する)言動を自制して、対話の糸口を作る努力が必要だ。
 韓国は、日本の右傾化を警戒するが、逆に保守の安倍首相だからこそできることがある。韓日関係を停滞させている「従軍慰安婦問題」を決着させることだ。リベラルな人物であれば、保守勢力からの強硬な反発があるが、保守層の強い支持を受ける安倍氏の決断なら納得させられるはずだ。
 韓日ともトップの一声がなければ政治は動かない。両国に安倍首相、朴大統領という強いリーダーがそろった今こそ、関係発展の絶好の機会ととらえたい。(聞き手・ソウル 門間順平、写真も)
 
 ◇パクチョルヒ 専門は日韓関係論。ソウル大日本研究所長も務める。50歳。
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 韓国側は、「基本的な価値と利益を共有する」とか、「民主主義という価値観を共有する」と言って日本との共通点を強調していますが、本当でしょうか。韓国人は日本と韓国の共通点を強調し、相違点を無視する傾向がありますが、仮にお二人の言う共通点が事実だとしても、日本と韓国の間には、共通点を上回る相違点があると思います。それは、“価値観云々”以前の問題で顕著です。

 まず言えることは韓国人は嘘つきです。韓国人は歴史認識の相違を問題にしますが、韓国人が日本について言っていることのほとんどはウソです。
 韓国人は日本人が歴史について発言すると、「歪曲」、「妄言」、「捏造」の3語を繰り返すのみで、何が間違っているかの指摘、主張をすることがありません。これは自らの主張が根拠のないものである事を認識している証左であると思います。
 韓国人は、法廷での偽証が多く世界一の嘘つきであると自ら認めています。
 一方日本人は世界で、「正直者」と評価されています。先の東日本大震災の時に、被害に遭った多くの金庫と中の現金が無事に所有者の手に還って、世界を驚嘆させたのは一例です。(D118わが隣人(韓国人)は大嘘つきhttp://www.kcn.ne.jp/~ca001/D118.htm)
 人間の基本的部分で日本人と韓国人は正反対の民族です。

 次に、韓国人は客観的な基準で議論をすることができません。自分には甘く、他人には厳しいダブル・スタンダードが常で、被害者意識でそれを正当化しています。
 例えば、韓国人は日本人の著作権、特許権を侵害することがしばしばですが、それについては口をつぐみ、中国人による韓国人の権利侵害については声を大にして非難しています。
 日本のテレビドラマや音楽番組のテレビ放映を禁じていながら、国を挙げて“韓流”の押し売りに血道を上げています。

 また、スポーツ試合に於いては異常な敵対心のみを示し、スポーツマンシップ、フェアプレイ精神がみじんもありません。ありとあらゆる不正手段を使って勝負にこだわります。

 日本と韓国の二国間の問題について、第三国で日本を中傷します。事情に疎い第三国の国民に対して嘘を吹き込みます。

  条約を守りません。靖国神社に放火した中国人の犯人を日本に引き渡しませんでした。これは「日本と韓国の犯罪人引き渡し条約」に違反します。
 対馬で韓国人が盗んで韓国に持ち込んだ仏像を返還しません。これは「ユネスコ文化財不法輸出入等禁止条約」に違反します。
 韓国の裁判所が日本の企業に、戦前の徴用に関して賠償金の支払いを命じました。これは、「日韓請求権並びに経済協力協定」に違反します。

 こうしてみると韓国人は
「価値観」などと大袈裟に言う以前の、人としての基本で日本人とは相容れません。

 
韓国人が大袈裟に言う価値観とは、単にスローガンのようなもので、スローガンの一致は政治的思惑によるものです。スローガンは単なるスローガンに過ぎず、「自由と民主主義」のスローガン(価値観)の一致はたいした意味がありません。自由と民主主義とは無縁で、朝鮮戦争で多くの韓国人を殺害した中国と友好関係を構築できているのですから。しかも、韓国人の実際の行動はスローガンと一致していません

 韓国政府は先日日本に帰化した呉善花さんの韓国入国を拒否しましたが、親族の結婚式に参加するために韓国を訪問した彼女に対する入国拒否は、「自由と民主主義」、「人権擁護」の価値観に背きます。
 この入国拒否は韓国人の人権感覚にも大きな疑問符を付ける結果となりました。韓国人は相手が日本だと理性を失うようです。いや、元々理性なんか持ち合わせていないのかもしれません。

 上記の7月25日の記事で朴教授は「逆に保守の安倍首相だからこそできることがある。韓日関係を停滞させている『従軍慰安婦問題』を決着させることだ。リベラルな人物であれば、保守勢力からの強硬な反発があるが、保守層の強い支持を受ける安倍氏の決断なら納得させられるはずだ。韓日ともトップの一声がなければ政治は動かない。両国に安倍首相、朴大統領という強いリーダーがそろった今こそ、関係発展の絶好の機会ととらえたい」と言っていますが、逆に保守ではない、リベラルな首相が誕生したら、何というのでしょうか。「保守勢力からの強硬な反発があるのでチャンスではなく、かえってピンチだ」と言うでしょうか。決してそうは言わず、慰安婦問題を解決する絶好のチャンスだというでしょう。
 要するに
何がどうしても何が起きても、自分の都合の良いような解釈しかしないし、できないのです。視野が狭いなどと言うよりも、自分以外は視野にないのです

平成25年7月31日   ご意見ご感想は こちらへ   トップへ戻る    目次へ