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韓国人の反日はほとんど“病気”−ベトナムの「歴史直視」せぬ韓国−


 9月11日の産経新聞は、「ベトナムの『歴史直視』せぬ韓国」という見出しで、次のように報じていました。
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ベトナムの「歴史直視」せぬ韓国
2013年09月11日 産経新聞 東京朝刊 国際面

 【ソウル=黒田勝弘】ベトナム訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領が過去の戦争の歴史について謝罪発言などまったくせず、ベトナム側も何ら要求していないことが韓国で話題になっている。10日付の新聞論調では、韓国が日本に対してしきりに「歴史直視」を要求していることと矛盾するではないかとの皮肉も出ている(ハンギョレ新聞社説)。

 ◆謝罪発言全くなし

 韓国は1960〜70年代のベトナム戦争で米軍支援のため延べ30万人以上の部隊を派兵、部分的に“住民虐殺事件”もあったとされる。ベトナム統一後、両国は92年に国交を結んだが、ベトナムは韓国に対し謝罪や反省、補償など一切求めなかった。

 しかし2001年、金大中(キム・デジュン)大統領がベトナム訪問の際、「不本意ながらベトナム国民に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と“謝罪”。これに対し当時、野党だった朴槿恵ハンナラ党副総裁は「金大統領の歴史認識を憂慮せざるを得ない。参戦勇士の名誉を傷つけるものだ」と批判した経緯がある。ベトナム派兵は父・朴正煕(チョンヒ)大統領(当時)の決断で行われたものだが、朴槿恵大統領は今回の訪問に際しベトナムの国父ホー・チ・ミンの廟(びょう)参拝、献花の時を含め戦争の歴史にはまったく触れず、もっぱら経済協力問題に終始した。

 ◆“成熟”を見習って

 中央日報は1面トップ記事で「父の時代の歴史に対する和解」とし「過去についての両国の成熟した立場と、間違った歴史認識にとらわれている日本を比較することになる」「日本への圧迫の意味もある」と奇妙な解釈を加えている。

 朴大統領が謝罪をしなかった背景には、ベトナム戦争を米韓による侵略戦争とするベトナム側と「自由を守るための戦争」とする自らとの間に歴史認識の違いがある。

 にもかかわらずベトナムが韓国に歴史認識の一致や謝罪、反省を求めず未来志向の協力関係を重視する“成熟”した態度は、日本ではなくむしろ韓国の対日姿勢に対する教訓であり“圧迫”になるものだろう。

 一方、韓国マスコミはベトナムが60年以上も植民地支配されたフランスに謝罪や反省、補償など一切求めていないことには触れていない。
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 遅きに失しているとはいえ当然の指摘です。しかし、韓国に対して指摘すべきはこれだけではありません。

 韓国は、中国と戦って多数の犠牲を出した朝鮮戦争について、中国に対して「歴史認識」の一致を要求したことがありません。実は中・韓国交正常化の時に、韓国が口にしようとしたことはあるのですが、中国側に一蹴され、以後全く口にしなくなった経緯があります。

 日本海の呼称問題についても“病気”を指摘すべきです。
 韓国は朝鮮半島の東側の海を“東海”、西側を“西海”と称していますが、国際的にはそれぞれ「日本海」、「黄海、東シナ海」と呼ばれていて、韓国式の名前は使われていません。しかるに韓国が反発して世界中で改称工作をしているのは、東の日本海だけで、西の黄海、東シナ海は全く不問としています。

 また、朴槿恵大統領は、第2次世界大戦に関して、日本とドイツの戦後の対応を比較して日本を非難することがしばしばですが、そもそも、韓国は第2次世界大戦の交戦当事国ではありません。日本の戦争責任を云々して非難する立場ではないと言っていいはずですが、その認識がありません

 韓国人は“慰安婦”を“性奴隷”と言って、今なお執拗な抗議行動を続けていますが、この問題が突然浮上したのは、平成4年1月の宮沢訪韓直前に日本の新聞が大々的に報道して以来のことです。韓国の独立回復後47年後のことです。韓国人はそれまでの47年間、“性奴隷”の問題に沈黙してきたのはなぜでしょう。理由は簡単です。“性奴隷”なんて存在していなかったからに他なりません。

 韓国人の“病気”はなぜ発症し、なぜますます重篤化していくのでしょうか。そのメカニズムはと言えば、誰も病気を指摘しないからです。その結果彼等に“病気”の自覚がないからです。

平成25年9月11日   ご意見ご感想は こちらへ   トップへ戻る    目次へ