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民主主義国家の価値観とは相容れない、韓国の産経新聞に対する言論弾圧

 8月9日の読売新聞は、「産経ソウル支局長に出頭要請…朴氏巡る報道で」と言う見出しで、次のように報じていました。
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産経ソウル支局長に出頭要請…朴氏巡る報道で
2014年8月9日10時59分 読売新聞

 【ソウル=吉田敏行】インターネットに掲載した記事で韓国の朴槿恵パククネ大統領の名誉を毀損したとの市民団体の告発を受け、ソウル中央地検が、産経新聞ソウル支局の加藤達也支局長(48)に事情聴取のため出頭するよう求めたことが9日、明らかになった。

 産経新聞によると、地検は12日の出頭を要請した。記事は、4月16日に起きた旅客船沈没事故当日の朴大統領の所在をめぐる韓国内での論議やうわさを報じたもの。「MSN産経ニュース」に3日掲載された。事故当日の朴大統領の姿が7時間にわたって確認できなかったことをめぐる、国会での議論や大手紙・朝鮮日報のコラム、証券筋の話などで構成されている。産経新聞は9日付朝刊で経緯を報じた。

 聯合ニュースによると、韓国大統領府は7日、朴大統領の私生活に関するうわさを報じたとして、民事・刑事上の責任を問う方針を示していた。

 小林毅・産経新聞東京編集局長は「この記事を理由に名誉毀損容疑で出頭を求められるというのは理解に苦しむ」とのコメントを出した。
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 韓国政府が産経新聞が「大統領の私生活に関するうわさを報じた」として、民事・刑事上の責任を問うとのことですが、私生活の問題であれば、個人の問題です。なぜ韓国政府が出てくるのでしょうか。また、刑事責任とのことですが、韓国では、「大統領不敬罪」のようなものが存在するのでしょうか。もしそうでなければ、市民団体が一個人である他人の名誉毀損を告発するというのは、不可解な行動です。

 問題とされた産経の記事は、8月3日付けの「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」(http://sankei.jp.msn.com/world/news/140803/kor14080312000001-n1.htm)と言うものですが、その大部分は、7月18日の朝鮮日報の記事「大統領を取り巻く風聞http://premium.chosun.com/site/data/html_dir/2014/07/17/2014071704223.html ) をなぞったものと言われています(日本語訳 大統領を取り巻く風聞http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11906398781.html )。

 韓国政府は「大統領の私生活に関するうわさ」と言っていますが、公人である大統領の官邸での執務中の行為に関連する問題は、「私生活」の問題でしょうか。たとえ私生活に関わる部分があったとしても、官邸で執務中の行為と関連があれば、報じられるのはやむを得ないことで、その報道や批判を刑事処罰の対象にするというのは、
言論・報道の自由を保証する民主主義国家の価値観とは相容れません。それは公私を問わず“最高の尊厳”である金正恩に対するいかなる暴露も批判も許さず、それに対しては苛酷な刑罰もって臨むという北朝鮮と共通するものです。

 朴大統領は記者の刑事上、民事上の責任を問うよりも、その前にすることがあります。それは反論することです。大統領は、国家機密に関わること以外、官邸で何をしていたか、誰と会っていたかを説明する義務があると思います。仮に、通常はそこまでの義務がないとしても、記事を書いた者の責任を問うのであれば、指摘されたようなことはしていなかったことを明らかにするために、何をしていたかを説明する必要があると思います。

 今回元記事を書いた朝鮮日報には何のお咎めもないようですが、韓国の新聞が韓国国内で記事にするのは咎められないが、同じことを日本人が日本の新聞に書くと犯罪になるというのは、
単に日本人には知られたくない(言われたくない)という本人(韓国人)の感情論に過ぎず、日本人にとってははなはだ迷惑というほかはありません。
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朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?
(2014.8.3 MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/world/news/140803/kor14080312000001-n1.htm)
【追跡~ソウル発】

 調査機関「韓国ギャラップ」によると、7月第4週の朴槿恵大統領の支持率は前週に続いての40%となった。わずか3カ月半前には6割前後で推移していただけに、大統領の権威はいまや見る影もないことを物語る結果となった。こうなると吹き出してくるのが大統領など権力中枢に対する真偽不明のウワサだ。こうした中、旅客船沈没事故発生当日の4月16日、朴大統領が日中、7時間にわたって所在不明となっていたとする「ファクト」が飛び出し、政権の混迷ぶりが際立つ事態となっている。(ソウル 加藤達也)

 7月7日の国会運営委員会に、大統領側近である金淇春青瓦台(大統領府)秘書室長の姿があった。まず、質問者である左派系野党、新政治民主連合の朴映宣院内代表と金室長との問答を紹介する。

 朴代表「キム室長。セウォル号の事故当日、朴大統領に書面報告を10時にしたという答弁がありましたね」

 金室長「はい」

 朴代表「その際、大統領はどこにいましたか

 金室長「私は、はっきりと分かりませんが、国家安保室で報告をしたと聞いています」

 朴代表「大統領がどこにいたら書面報告(をすることになるの)ですか」

 金室長「大統領に
書面報告をするケースは多いです」


朴代表「『多いです』・・・? 状態が緊迫していることを青瓦台が認識できていなかったのですか」

 金室長「違います」

 朴代表「では
なぜ、書面報告なんですか」

 金室長「正確な状況が・・・。そうしたと・・・」

 《朴大統領は
側近や閣僚らの多くとの意思疎通ができない“不通(プルトン)大統領”だと批判されている。大統領への報告はメールやファクスによる「書面報告」がほとんどだとされ、この日の質疑でも野党側は書面報告について、他人の意をくみ取れない朴大統領の不通政治の本質だとして問題視。その後、質問は4月16日当時の大統領の所在に及んだ》

 朴代表「大統領は執務室にいましたか」

 金室長「
位置に関しては、私は分かりません

 朴代表「秘書室長が知らなければ、誰が知っているのですか」

 金室長「秘書室長が大統領の動きをひとつひとつ知っているわけではありません」

 朴代表「(当日、日中の)大統領のスケジュールはなかったと聞いていますが。執務室にいなかったということですか」

 金室長「違います」

 朴代表「では、なぜ分からないのですか」

 金室長「
執務室が遠いので、書面での報告をよく行います」

 朴代表「答えが明確ではありませんよね。納得し難いです。なぜなら大統領の
書面報告が色々問題となっています」
.

《朴代表はここで、国会との連絡調整を担当する趙允旋政務首席秘書官(前女性家族相)に答弁を求めた》

 朴代表「趙政務首席秘書官、マイクの前に来てください。女性家族部相のときも、主に書面報告だったと聞いています。直接対面して大統領に報告したことがありますか」

 趙秘書官「はい、あります」

 朴代表「いつですか」

 趙秘書官「対面報告する必要があるときに」

 朴代表「何のときですか」

 趙秘書官「案件を記憶していません」

 朴代表「では、調べて後で書面で提出してください」

 一連の問答は朴大統領の不通ぶり、青瓦台内での風通しの悪さを示すエピソードともいえるが、それにしても政府が国会で
大惨事当日の大統領の所在や行動を尋ねられて答えられないとは・・・。韓国の権力中枢とはかくも不透明なのか。

 こうしたことに対する不満は、あるウワサの拡散へとつながっていった。代表例は韓国最大部数の日刊紙、
朝鮮日報の記者コラムである。それは「大統領をめぐるウワサ」と題され、7月18日に掲載された。

 コラムは、7月7日の青瓦台秘書室の国会運営委員会での業務報告で、セウォル号の事故の当日、朴大統領が午前10時ごろに書面報告を受けたのを最後に、中央災害対策本部を訪問するまで7時間、会った者がいないことがわかった」と指摘。さらに大統領をめぐる、ある疑惑を提示した。コラムはこう続く。


「金室長が『私は分からない』といったのは大統領を守るためだっただろう。しかし、これは、
隠すべき大統領のスケジュールがあったものと解釈されている。世間では『大統領は当日、あるところで“秘線”とともにいた』というウワサが作られた」。

 「秘線」とはわかりにくい表現だ。韓国語の辞書にも見つけにくい言葉だが、おそらくは「
秘密に接触する人物」を示す。コラムを書いた記者は明らかに、具体的な人物を念頭に置いていることがうかがえる。コラムの続きはこうなっている。

 「大統領をめぐるウワサは少し前、証券街の情報誌やタブロイド版の週刊誌に登場した」

 そのウワサは「良識のある人」は、「口に出すことすら自らの品格を下げることになってしまうと考える」というほど低俗なものだったという。ウワサとはなにか。

 証券街の関係筋によれば、それは朴大統領と男性の関係に関するものだ。相手は、大統領の母体、セヌリ党の元側近で当時は妻帯者だったという。だが、この証券筋は、それ以上具体的なことになると口が重くなる。さらに「ウワサはすでに韓国のインターネットなどからは消え、読むことができない」ともいう。一種の都市伝説化しているのだ。


コラムでも、ウワサが朴大統領をめぐる男女関係に関することだと、はっきりと書かれてはいない。コラムの記者はただ、「そんな感じで(低俗なものとして)扱われてきたウワサが、私的な席でも単なる雑談ではない“ニュース格”で扱われているのである」と明かしている。おそらく、“大統領とオトコ”の話は、韓国社会のすみの方で、あちらこちらで持ちきりとなっていただろう。

 このコラム、ウワサがなんであるかに言及しないまま終わるのかと思わせたが途中で
突然、具体的な氏名を出した“実名報道”に切り替わった。

 「ちょうどよく、
ウワサの人物であるチョン・ユンフェ氏の離婚の事実までが確認され、ウワサはさらにドラマティックになった」

 チョン氏が離婚することになった女性は、チェ・テミンという牧師の娘だ。チョン氏自身は、大統領になる前の
朴槿恵氏に7年間、秘書室長として使えた人物である。

 コラムによると、チョン氏は離婚にあたり妻に対して自ら、財産分割及び慰謝料を請求しない条件を提示したうえで、結婚している間に見聞きしたことに関しての「秘密保持」を求めたという。

 証券筋が言うところでは、
朴大統領の“秘線”はチョン氏を念頭に置いたものとみられている。だが、「朴氏との緊密な関係がウワサになったのは、チョン氏ではなく、その岳父のチェ牧師の方だ」と明かす政界筋もいて、話は単純ではない。


さらに朝鮮日報のコラムは、こんな謎めいたことも書いている。

 チョン氏が最近応じたメディアのインタビューで、「『政府が公式に私の利権に介入したこと、(朴槿恵大統領の実弟の)朴志晩(パク・チマン)氏を尾行した疑惑、(朴大統領の)秘線活動など、全てを調査しろ』と大声で叫んだ」

 具体的には何のことだか全く分からないのだが、それでも、韓国の権力中枢とその周辺で、なにやら不穏な動きがあることが伝わってくる書きぶりだ。

 ウワサの真偽の追及は現在途上だが、コラムは、朴政権をめぐって「下品な」ウワサが取り沙汰された背景を分析している。

 「世間の人々は真偽のほどはさておき、このような状況を大統領と関連付けて考えている。過去であれば、大統領の支持勢力が烈火のごとく激怒していただろう。支持者以外も『言及する価値すらない』と見向きもしなかった。しかし、現在はそんな理性的な判断が崩れ落ちたようだ。国政運営で高い支持を維持しているのであれば、ウワサが立つこともないだろう。大統領個人への信頼が崩れ、あらゆるウワサが出てきているのである」

 朴政権のレームダック(死に体)化は、着実に進んでいるようだ。
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대통령을 둘러싼 風聞

최보식편집국E-mail : congchi@chosun.com선임기자

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입력 : 2014.07.18 05:34 스크랩 메일 인쇄
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장마철 곰팡이처럼 확산되는 풍문을 듣지 않기 위해 자신의 귀만 막아선 안 돼
곰팡이는 햇볕 아래에선 절로 말라죽는 법

'대통령을 둘러싼 풍문(風聞)'은 세상 사람들이 다 알지만 정작 대통령 본인은 못 듣고 있는 게 틀림없다.지난 7일 청와대 비서실의 국회 운영위원회 업무 보고가 발단이 됐다. 세월호 참사가 있던 날 오전 10시쯤 대통령이 서면(書面)으로 첫 보고를 받은 뒤로 중앙재난안전대책본부를 방문하기까지 7시간 동안 대면(對面) 보고도, 대통령 주재 회의도 없었다는 게 알려지면서다. 당시 박영선 새정치민주연합 원내대표와 김기춘 비서실장의 문답."대통령께서 집무실에 계셨나?" "그 위치에 대해서는 내가 알지 못한다." "비서실장이 모르시면 누가 ..

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「大統領を取り巻く風聞」
2014年7月18日プレミアム朝鮮(朝鮮日報)

産経の引用元になった朝鮮日報のコラム
2014-08-08 09:05:52   (http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11906398781.html )より

梅雨のカビのように拡散されている風聞(噂のこと)を 聞かないために、自分の耳を塞ぐだけではいけない。カビは日差しの下でこそ消えるものだ。

大統領をめぐる風聞は、国中の誰もが知っているのに、大統領本人だけが聞いていないに違いない。

7日、大統領府秘書室の議会運営委員会の業務報告が発端になった。セウォル号の惨事があった日の午前10時ごろ、大統領が書面で最初の報告を受けてから中央災難安全対策本部を訪問するまでの7時間の間、対面報告(直接会っての報告)も、大統領主宰の会議もなかったことが知られてからだ。

当時パク・ヨンソン・新しい政治民主連合院内代表とキム・ギチュン秘書室長の問答である。

「大統領が
執務室におられたのですか?」

「その位置については、
私は知らないです」

「秘書室長が知らないなら、誰が知っているというのですか」

「秘書室長だからって一挙手一投足を全て知っているわけではありません」

大統領のスケジュールをリアルタイムで知ることができないだろう。しかし、事後に知ることはできるはずだ。あの日は、
大惨事が発生した日である。当然、「大統領は今どこにいるのだ」と探したり、(行方を)聞いたりしたはずだ。

金室長が「私は知らない」としたのは、大統領を保護するためだろう。しかし、これは
秘書室長にすら隠している大統領のスケジュールがあるという意味とも解釈される。世間には、「大統領は某所で<秘線>と一緒にいた」というrumor(噂)が作られた。

「大統領がどこにいるのかの公開言及は困難である」と話したら、こんな展開にはならなかっただろう。

大統領をめぐる噂は、少し前までは、証券業界情報誌やタブロイド誌に登場した。良識のある人たちは、口にすること自体を自分の格を落とすことだと考えていた。もし誰かがこの話題を持ちだそうとしても、「そんなどうでもいい話はやめろよ」と言って止めさせたりした。


そのような待遇を受けてた風聞たちが、先週から、制度圏のメディアでも取り上げられるようになった。私的な席での何人かによる雑談ではなく、「ニュースとしての資格」で上がってくるようになったのだ。

折しも、
風聞の中の人物であるチョン・ユンフェ(정윤회)さんの離婚の事実まで確認され、さらにドラマチックになった。彼は財産分与と慰謝料請求をいない条件で、妻に結婚期間中の出来事に対して「秘密保持」を要求した。故チェ·テミン牧師の娘婿である彼は、7年間も政治人・朴槿恵の秘書室長だった。彼は最近、メディアのインタビューで、「政府が正式に私の利権介入、パク・ジマン(朴槿恵大統領の弟)尾行、秘線活動などすべてを調査するといい」と言い放った。

世間は、真実かどうかを離れて、このような状況を大統領と関連づけて考えるようになった。前には、大統領支持勢力が炎のように激怒しただろう。支持しない人も「言及する価値すらない」と頭を横に振ったはずだ。しかし、今はそのような常識と理性的判断が崩れたようだ。

国政運営で高い支持率が維持されていたなら、風聞など居場所がなかっただろう。大統領個人に対する信頼が崩れながら様々な種類の噂が広がるものである。まるで身体の免疫力が低下すると、隠れていた病原菌に侵入されるようなものだ。

これは、大統領としては非常に真剣に受け入れなければならない大きな課題である。なぜ、どこで、免疫力が落ちたのだろうか。現政権ほど、国政アジェンダ(課題)が多かったこともない。 「国民幸福」「国民大統合」「異常の正常化」「規制撤廃」「統一大当たり」「国家革新」・・・しかし、任期内に一つでもうまく出来るだろうと信じてる人はいない。
ほとんど発表だけで終るかもしれない。

使う人を選ぶ問題だけでも時間と精力を全部飛ばしたようなものだ。それと共に、ここまで多くの議論と不信を生んだ政権もなかった。大統領は、「時代の要請に応えられる方を見つけるのは、決して容易なことではなかった」としたが、世間は「いったいあんな候補者を<誰が>推薦したのか」と鋭く見つめた。このように蓄積された疑いが大統領の免疫力を徐々に落としてきたのだ。

国の革新を実現する2期内閣の発足とか掲げているが、街に出て誰にでも聞いてみるといい。そう思ってる人はいない。そのような人物の顔ぶれを見ながら気軽に私たちの未来に期待をかけるのは難しい。国の革新をするには、大統領本人と周辺人物の革新からまずやり遂げなければならない。

大統領はまだ旧時代のシンボルでもあるキム・ギチュン秘書室長を抱いている。彼の忠誠心と秘書室の安定を放棄したくはないだろう。しかし、金室長をそのままにして、「革新」という大統領の意志を信じる人はいないだろう。

また、人事たびに「青瓦台ドアノブ権力3人衆(この人たちを通らないと出世できないという意味)」として世間に広く知られているのに、大統領府の中だけは平穏な日常が続く。大統領が彼らを呼んで「少しでも誤解を招きそうな行動をしたり、職務を超えてはならない」と注意したという知らせすらない。たとえ彼らが悔しいと言っても、民心に向けたメッセージという次元では必要だったはずだが。

梅雨の時のカビのように広がっていく風聞を聞かないために、大統領は自分の耳を塞いではならない。カビは日差しの下でこそ、自然と消えていくものだ。

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平成26年8月13日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ