D143
朴大統領は対人恐怖症か


 9月14日の韓国の新聞「朝鮮日報」(日本語版)のホームページに、下記のような記事がありました。
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朝鮮日報記者に質問:「空白の7時間」、大統領府の説明は
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/13/2014091300880.html?ent_rank_news
記事入力 : 2014/09/14 07:08

質問:旅客船「セウォル号」沈没事故発生当日の4月16日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の所在が7時間ほど把握されなかったとの疑惑が取り沙汰されていますが、この「空白の時間」について大統領府はどのように説明していますか(質問者:キム・ミョンウク)

回答:大統領府で
18回にわたりセウォル号関連の報告を受けたとの説明です。(回答者:金昌均〈キム・チャンギュン〉記者)

 国会セウォル号国政調査特別委員会で、与党セヌリ党の幹事を務める趙源震(チョ・ウォンジン)議員が大統領府秘書室に直接問い合わせたところ、次のような回答を得たことが公表されています。

 「その日、朴大統領はずっと大統領府の中にいて、ほぼ20−30分おきに国家安保室と政務首席室から
書面電話メールなどによる報告を受け、必要な指示を行っていた。朴大統領は午前10時に国家安保室から書面で最初の報告を受け、15分後に安保室が再び電話で報告したときには『1人の犠牲者も出さないようにすること』『客室などを徹底して確認し、逃げ遅れる人のないようにすること』などと指示した。朴大統領はこの日午後10時9分、政務首席室から最後の書面報告を受けた」

 以上の大統領府の説明によると、この日朴大統領は大統領府の中で執務室と官邸を行き来しながら、セウォル号について18回にわたり報告を受けたとなっています。最初から積極的に説明していれば、今回のような騒ぎになることはなかったのですが、大統領に配慮して説明を控えたため、かえって大統領を困難な立場に追い込んでしまったようです。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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 この記事によると、朴大統領は官邸にいた7時間の間に18回報告を受けたが、いずれも、書面、電話、メールによるもので一度も
対面しての報告はなかったようです。もしこれが本当であれば、かなり異常なことです。

 これらの手段による「報告」は、一方的な報告で、それに対して質問して報告の補足を求めたり、微妙なニュアンスなどを聞き取ることが出来ません。事実、報告に対しての指示はきわめて形式的で当たり前のことばかりで、大統領としての適性が疑われます。 
 安倍総理との会談を断り続けているのも、この
「対人恐怖症」が主要な要因ではないでしょうか。

 もし、これが本当でなければ、「7時間の空白」に関して、
“耳にするのも汚らわしい噂”を甘受しなければなりません。

平成26年9月15日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次