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徴税も徴兵も徴用も、国家に対する国民の義務は皆“強制” −韓国による日本の産業革命遺産に対するクレームは単なる嫌がらせ−

 5月6日のNHKニュースは、「韓国国会委員長 世界遺産阻止へ各国に書簡」というタイトルで、次のように報じていました。
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ニュース詳細 (NHK)

韓国国会委員長 世界遺産阻止へ各国に書簡
5月6日 19時12分

「明治日本の産業革命遺産」について、ユネスコの諮問機関が世界遺産への登録がふさわしいと勧告したことに対し、韓国では国会の外交統一委員長が関係各国に登録を認めないよう求める書簡を送るなど反発が強まっています。

 ユネスコの諮問機関イコモスは「明治日本の産業革命遺産」について、世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告を行い、ドイツで行われる世界遺産委員会で、登録するかどうかの審査が7月に行われることになっています。

 これについて、韓国国会の外交統一委員会は4日、日本政府の取り組みを非難する決議を採択したうえで、「多くの朝鮮人が
強制徴用された場所を世界遺産に登録するべきではない」として、登録を認めないよう求める書簡を6日、外交統一委員長が世界遺産委員会の各委員国に送りました。

 韓国では、このニュースが連日報じられるなど反発が強まっていて、外交統一委員会に続いて、本会議でも非難する決議が採択される見通しです。
 また、韓国政府はこの問題を協議するため、日本政府に対して協議を申し入れていて、世界遺産委員会までに協議を行う方向で調整が進められています。

 日本政府は登録の対象としている
年代や歴史的位置づけは韓国側が指摘しているものと異なっているとしていて、理解を求めていくことにしています。
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 日本政府は、「登録の対象としている年代や歴史的位置づけは韓国側が指摘しているものと異なっている」と反論するのみで、韓国の
“強制徴用”主張そのものについては争わない方針のように見受けられますが、本当にそれで良いのでしょうか。一抹の不安をぬぐい切れません。

 言うまでもなく
徴税、徴兵、徴用、徴発・・・と、「徴」の字が付くものは皆“強制”です。「徴〇」に限らず、国家が国民に課す義務は皆“強制”です。任意ではありません。
当然のことですから、「強制徴税」とか、「強制徴兵」と言う言葉すらありません。もちろん
「強制=悪」ではありません。

 韓国人も現代の自国の徴兵制度を「
強制徴兵」とは言いません。かつての朝鮮総督府による朝鮮人に対する「徴税」を、韓国人が「強制徴税」と非難したと言う話も聞いたことがありません。

 では、なぜ「徴用」に限って、“強制”の2文字を付け加えるのでしょうか。それは
徴用があたかも不当な“強制労働”であったかのごとく歪曲し、日本を貶めることが目的です。在日朝鮮人は日本に“強制連行”されたと言っていたのと同じです。韓国人にとつては日本の成功を嫉み、日本を貶めることだけが唯一の生きがいなのです。日本を貶めれば反射的効果として多少は韓国が輝くと思っているのです。

 日本としては、単に世界遺産に登録できればそれで良いと言うことではなく、今後も続く
韓国のさまざまな嘘に対して、どのような反論が必要かつ効果的であるかを見極めて対応すべきだと思います。

平成27年5月8日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ