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安倍総理の北朝鮮に関する無神経で不用意なひと言、「不幸な過去を清算」  −背景には確たる歴史認識の欠如−

 9月27日のNHKニュースは、「首相が会見 日米首脳会談の成果などを発表」と言うタイトルで、次のように報じていました。
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首相が会見 日米首脳会談の成果などを発表
2018年9月27日 7時55分日米首脳会談 NHK

 日米首脳会談の後、安倍総理大臣は記者会見し、「日米物品貿易協定」の締結に向けた交渉開始で合意したことを発表したうえで、交渉の継続中は、日本の自動車などへの関税引き上げを行わないことを確認したと説明しました。また、来月2日に自民党の役員人事と内閣改造を行うとしたうえで麻生副総理と菅官房長官を留任させる方針を明らかにしました。

(中略)

 さらに、安倍総理大臣は、北朝鮮問題について、「朝鮮半島の非核化を速やかに成し遂げなければならない。日米や日韓の首脳会談でも、これまで以上に日米、日米韓3か国で緊密に連携していくことで一致した」と述べました。

 そして、安倍総理大臣は、「私自身がキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と向き合わなければならない。拉致、核、ミサイルの問題を解決し、
不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交を正常化する。そう決意している」と述べました。

 一方、安倍総理大臣は、先に自民党総裁選挙で3選されたことを受けて、来月2日に、党の役員人事と内閣改造を行うとしたうえで、麻生副総理、菅官房長官、西村官房副長官、野上官房副長官を留任させる方針を明らかにしました。
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 安倍総理は
「不幸な過去を清算」と言っていますが、彼は朝鮮人に謝罪し賠償金でも支払おうと思っているのでしょうか。

 過去の日本の(北)朝鮮統治は、汚穢にまみれた
腐敗と頑迷の李朝末期と、現代の北の恐怖の独裁政権下という二つの時代の狭間にあって、朝鮮人が最も安全に、餓死することもなく、人間らしく生きて、近代化に向けて離陸に成功した輝く36年であったことは疑いのないところです。それを支えた多くの日本人の指導があったのです。
 仮に不幸な1面があったとしても、それはあくまで1つの側面に過ぎません。

 安倍総理はそれを「不幸な過去」と
切り捨てました。韓国人と反日日本人の嘘に洗脳されているとしか思えません。1965年の日韓国交正常化交渉の時に、こんなことを言う日本人はいませんでした。こんな人にとても日本の政治を任せるわけにはいきません。

平成30年9月29日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ