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いつまでも日本とは“特殊な関係”でいたい韓国人 −“慰安婦”も“徴用工”も全てはそれが原点である−

 6月22日のNHKテレビニュースは、「羽田〜韓国 キンポ路線6月29日から運航再開へ 韓国政府が発表」というタイトルで、次の様に報じていました。
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羽田〜韓国 キンポ路線 6月29日から運航再開へ 韓国政府が発表
2022年6月22日 12時16分 NHK

 韓国政府は、新型コロナの影響でおととしから運航が中断されている羽田空港と首都ソウルに近いキンポ(金浦)空港を結ぶ路線について、今月29日から運航を再開することで
日本側と合意したと発表し「日韓間の交流を再び活性化させる呼び水になることを期待する」としています。

 これは、
韓国の国土交通省が22日に発表しました。

 それによりますと、新型コロナの影響でおととし3月から運航が中断されている、羽田空港と首都ソウルに近いキンポ空港を結ぶ路線について、今月29日から週8往復、合わせて16便の運航を再開することで、21日に
日本側と合意したということです。

 また、路線の需要や各航空会社の状況をみながら、来月以降、便数を増やす計画で、
日本からの観光客を誘致する取り組みも展開していくとしています。
 ウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は「キンポ空港と羽田空港を結ぶ路線は、ソウルと東京をつなぐ
両国の交流の象徴だ。日韓間の交流を再び活性化させる呼び水になることを期待する」とコメントしています。

 冷え込んだ日韓関係の改善を目指す姿勢を強調しているユン・ソンニョル(尹錫悦)政権は、今月1日から
観光ビザの発給を再開していて、双方の首都へのアクセスが容易となる路線の運航も正常化されることで、今後、両国間の人の往来が活発になることが見込まれます。
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 コロナ感染拡大に伴う航空便の停止・削減や、感染終息に伴う復活・増便は
2国間の合意が必要なのでしょうか。世界各国の感染状況や終息・抑制状況は様々で、航空便の取り扱いについて、発着国双方の足並みを揃えられるとは限らないし、足並みを揃えて同時に開始すべきものとも思えません。
 
 韓国政府は日韓両国の
合意に基づきと言っていますが、韓国は航空便の発着について、全て相手国との合意を元に相互主義により決定しているのでしょうか。日本政府が他の国とコロナ蔓延後の出入国規制に関して、協議したり、合意したりしてそれに基づいて規制の緩和をしているという報道は聞いたことが有りません。

 この日韓の“合意”について
日本側の発表を報じる報道は見当たりません。
 日本政府は航空便の発着について、韓国と足並みを揃えたり、合意したりすることを求めてはいないと思いますので、実態は
韓国政府が日本に合わせただけではないでしょうか。

 韓国政府はなぜこのような発表をするのでしょうか。韓国は日本との
“特殊な関係”を無くしたくないのです。永久に維持していたいのです。
 “慰安婦”問題も、“徴用工”問題も
原点はそこにあると思います。

令和4年6月29日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ