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佐渡金山追悼式と生稲外務政務官の靖国神社“参拝”とは何の関係もない -両者を結びつけて日本が「遺憾」を表明するのは、靖国神社参拝を「非行」と表明したに等しい愚行
11月26日のNHKテレビニュースは、「共同通信の誤報『日韓関係にも影響』社長が外務省に謝罪」と言うタイトルで、次の様に報じていました。
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共同通信の誤報「日韓関係にも影響」社長が外務省に謝罪
2024年11月26日 22時42分 NHK
共同通信が、生稲外務政務官が2022年に靖国神社に参拝したと配信した記事を誤った報道だったと訂正したことを受けて、水谷社長は、外務省の岡野事務次官と面会し、「日韓関係にも影響を与えたことを遺憾に思う。生稲政務官や日韓の多くの関係者に謝罪する」と述べました。
共同通信は、生稲外務政務官が2022年8月に靖国神社に参拝したと国内外に配信した記事について「生稲氏は参拝しておらず誤った報道だった」と訂正しました。
これを受けて、外務省の岡野事務次官は26日夕方、外務省で共同通信社の水谷亨社長と面会し、説明を求めました。
外務省によりますと、この中で、水谷社長は「『佐渡島の金山』の追悼式に関係した多くの方々が混乱し、日韓関係にも影響を与えたことを遺憾に思う。生稲政務官や地元の方々、日韓の多くの関係者に謝罪する」と述べたということです。
そのうえで、「本件を重く受け止め、なぜ、このようなことが起きたのか引き続き検証し、再発防止策を内外に説明する」と述べたということです。
これに対し、岡野次官は「説明と謝罪には留意するが、事実に基づかない報道が追悼式に混乱を生じせしめたと認識しており、極めて遺憾だ。再発防止策の徹底を強く求める」と述べたということです。
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岡野次官は「事実に基づかない報道が追悼式に混乱を生じせしめた」と言って「遺憾の意」を表明していますが、そもそも“佐渡金山“と“靖国神社参拝”、“参拝に関する誤報”は、何の関係もありません。それにもかかわらず佐渡金山追悼式について“靖国神社参拝”と結びつけて“遺憾の意”を表明することは、靖国神社参拝を「非行」と表明したことになります。そうでないのなら、今回日本が韓国に対して遺憾の意を表明する必要はありません。
例えば、共同通信が8月15日に「生稲外務政務官が酒を飲んで酔っ払っていた」と報じ、それが誤報であったとしても(あるいは真実であったとしても)、佐渡金山追悼式の是非とは何の関係もないのと同じです。韓国側の主張がいつもと同じ「嘘とそれに基づく無理難題」である事は明らかです。
日本がそれに“理解”を示すことは誤りであり、同じ誤りを際限もなく繰り返すことは許されません。
令和6年11月27日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る
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