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韓国人に差別を批判する資格はない

 3月29日の朝日新聞夕刊のコラム「窓」に、「二つの祖国」と題して、在日韓国人のイ・ピョンチャンさん(初代駐日代表部大阪事務所長)が、「在日同胞の子孫たちのために役立てたい」と、所有していた韓国の陶磁器(375点、評価額50億円)を、大阪市立東洋陶磁器美術館に寄贈した事が書かれていました。そしてその最後に、「美術館は専用の展示室を新設し、常時、鑑賞できるようにした。4月18日まで開いている展覧会で、在日韓国・朝鮮の人たちは無料である」と、何でもないことのように書かれていました。

 公立の美術館がこのように入場者を国籍により差別することが許されるのでしょうか。日本の公立美術館が、自国民よりも外国人居留民を優遇すると言うことがあっていいのでしょうか。一体誰の提案、発案なのでしょうか。韓国人リ・ピョンチャンさんの提案だとすれば、彼らは今後、反対の事態(外国人は別料金を取られる事態)が起こっても、これに抗議する資格はありません。日本人は、現在も、過去に於いても、かかる理不尽な差別を行ったことはありません。日本以外の外国で、韓国人がこのようなことを行えば、一大顰蹙を買うことは間違いないと思います。韓国人の感覚を疑います。日頃、年金や恩給の問題で、外国人である為当然の日本人との取り扱いの違いを、「差別」と言って批判している当人が、このような露骨で理不尽な差別を行うことは、彼らの差別反対の主張が元々まやかしであることを意味しています。

 これに類することは、他にもあります。現在、在日韓国人は自分の意志で日本名を名乗っているにもかかわらず、「差別があるため本名を名乗れず、日本名を名乗らざるを得ない」と言って日本の社会を非難していますが、先般北朝鮮に住む日本人妻達が里帰りしたときに、彼女らが全員朝鮮名を名乗らされていることが判明しました。日本名を名乗っていないのは、北朝鮮は日本名では生きていけない社会であるからだと思います。

平成11年3月30日    ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ