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在日韓国人は外国人

 指紋押捺を拒否したために再入国許可申請を不許可とされ、協定永住資格を失った在日韓国人が不許可処分の取り消しと、協定永住資格の確認を求めていた裁判で最高裁は原告の訴えを退けました。原告の韓国人、崔善愛さんは裁判の後でこう言っています。「・・・私は自分を外国人だと思っていない。日本国籍の人と何ら変わりのない暮らしをしていたのに・・・。法律が現実についていっていない。」(4月11日産経新聞朝刊)

 この人は日本に住んでいて自分は外国人でないと言っています。とすると自分は日本人だと思っているということなのでしょうか。それ以外に考えられません。しかし、「日本国籍の人・・・」と言っているところを見ると自分が日本国籍でないということ(韓国籍であること)は認識しているようです。日本国籍でなければ日本人ではありません。自明のことです。いったいどういうことなのでしょうか。もしかしたら日韓併合は現在も有効だと思っているのでしょうか。崔さんに是非聞いてみたいと思います。

 法律が現実についていっていないのではなく、あなた方韓国人の意識が日本の法律(日本人の常識)からずれているのです。ここは日本です。日本の法律があなた方に合わせるのではなく、あなた方が日本の法律を守らなければならないのです。あなた達の方こそ自分たちが韓国人であって、日本人ではないという現実を直視すべきです。

 日本国籍の人(日本人と言わずにこういう言い方をするのはずいぶん失礼だと思います)と変わりなく暮らしているといっても、それは平和な状況で表面的にはそう見えるだけのことで、日本と韓国の利害が鋭く対立する状況になったときに(たとえば戦争状態)、そのような暮らしぶりが続くとは限りません。先日韓国が外貨危機に陥ったときに在日韓国人は祖国へ外貨を送金する運動を始めました。在日朝鮮人は以前から莫大な資金を祖国朝鮮に送金し続けています。これらの行為は一般の日本人と同じ暮らしぶりではありませんし、日本国の利益に反するおそれがあります。たとえあなたがいつ、いかなる時も日本人と全く同様に行動するとしても、あなたが韓国人であって日本人でないと言うことはいささかも変わりありません。

 国籍とはたとえて言えば、会員制ゴルフクラブの会員資格と似たようなところがあるといえます。ゴルフ場では会員資格のない人(ビジター)も、割高ですがお金を払えばプレイすることができます。会員の中にはあまりプレーをしにこない人もいるかもしれません。反対にビジターの中に毎日のように来て腕前もシングルの人もいるかもしれません。しかしゴルフクラブの理事長になったり、役員選挙の投票ができるのは会員だけです。いくらゴルフがうまくても会員でなければ権利はありません。これを差別という人はいません。ゴルフクラブの運営に参加したければ会員にならなくてはいけません。

 日本に永住していても国籍が日本でないと、どうして日本人と同様に扱われないの納得がいかなければ、あなた方の祖国韓国の中学校の社会の先生に聞いてみたらいいでしょう。 なぜ韓国に住む中国籍の人たち(華僑)は韓国で生まれ育ち定住しているのに、参政権をはじめとする公民権がなく、不動産の所有や職業の選択が制限され、就職も差別され、言論出版の自由がないのか。華僑の人口が急激に減少したのはどうしてか。納得のいく答えが得られるかもしれません。

平成10年4月11日     ご意見・ご感想は   こちらへ      トップへ戻る      D目次へ