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盗んだものに自分の名前を書いている韓国人

 3月9日の産経新聞夕刊に、韓国が不法占拠している竹島について次のような記事がありました。

 「韓国南部の慶尚北道鬱陵郡関係者は8日、竹島に韓国最小の行政区域である里として単独の住所が与えられるとの見通しを明らかにした」、「今回の措置について、関係者は『独島(竹島)を里とすることで、領有権を主張する日本の訴えを退ける狙いがある』と述べた」

 韓国は今までにも昭和52年10月に、韓国人漁民を竹島に移住させたり、昭和58年には移住した漁民の住民登録を認めたりと、さまざまな「既成事実」づくりに励んでいますが、このようなことを積み重ねると、いつか竹島は韓国のものになってゆくと考えているのでしょうか。わが国が抗議するなかで、いくらこのような行為を積み重ねても、それが韓国の武力による占拠を正当化し、領有権を主張する根拠にはならないと思います。

 人からものを奪い、所有者からの返還要求を拒否して自分の名前を書き込んでも、自分のものにはなりません。韓国の「既成事実」づくりは、盗んだものに自分の名前を書き込んでいるのと同じです。いくら大きな字で書いても、消えないように名前を刻み込んでも盗んだものを自分のものにすることはできません。

平成12年3月10日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ