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韓国が日本の「大衆文化」を開放しない理由

 1月15日の読売新聞は韓国の金大中大統領の年頭記者会見での発言を次のように伝えていました。

 「・・・金大統領は、韓国が昨年の歴史教科書問題を理由に中断した日本文化の第4次開放政策に関し、『(教科書)問題が解決すれば(追加)開放の道理がかなう』と、同問題の解決を前提とする立場を示した」

 韓国は以前は日本の「大衆文化」を開放しないのは、日本の「大衆文化」が低俗で、エロや残酷が多いからだと言っていました。また、特殊な歴史から来る韓国人の複雑な対日感情を考慮する必要があるとも言っていました。その後、韓国が日本の「大衆文化」を一部に限って開放するようになると、今度は、日本の「大衆文化」のさらなる開放は、韓国文化がどれだけ日本に進出できるかにかかっていると言うようになりました。そして、今度は教科書問題の解決が開放の前提条件だと言っています。

 言っていることがくるくると変わります。一体どれが本当の理由なのでしょうか。もしかしたら、韓国人にとって理由などはどうでもいいのかもしれません。とにかく開放したくないと言うことだけはよく分かります。韓国人が開放したくないと言うなら、それは止むを得ません。私は彼らに開放しろと言うつもりはありません。

 しかし、はっきり言えることは、このような韓国の行為は「日韓友好」とは相容れないと言うことです。韓国人は日本人にとって友好的な国民とは言えません。韓国人は、「日韓友好」とか、「日韓交流の促進」、「日韓共催」などの虚言を弄して、善良な日本人を欺くことをやめるべきです。

平成14年1月15日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ