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韓国人の留学生
 

 大分県で日本人夫婦を殺傷した韓国人留学生、キム・ミンス(26)が強盗殺人容疑で逮捕されました。私はこの記事を見て、もう一人の韓国人留学生のことを思い出しました。それは、去年、新大久保のホームで転落した人を救おうとして、自らの命を落とした李秀賢さん(当時26歳)のことです。

 李秀賢さんのことは連日、英雄的行為として新聞に報じられました。彼の父盛大さんと母辛潤賛さんは日本に来て、首相官邸に小泉首相を訪ねました。小泉首相は李秀賢さんの勇気をたたえ、両親を激励しました。

 彼の死について、韓国では大統領が勲章を授与し、李さんの出身地釜山では、市内の公園に彼の勇気をたたえる追悼碑が建立されたほか、李さんが通っていた荒川区の日本語学校「赤門会」にも顕彰碑が建立され、除幕式には両親が韓国から駆けつけたりしました。

 李秀賢さんの時は韓国中が大騒ぎをしましたが、今回の殺人事件について韓国人はいったい何と言うのでしょうか。韓国大使が犠牲者の遺族を弔問するとか、犯人の両親が日本の遺族に謝罪に訪れるとか、韓国のマスコミが見舞金を募集するぐらいのことはしてくれるのでしょうか。

 李さんが事故の巻き添えで犠牲になったのは気の毒ですが、それは誰がなっても同じ事で、韓国人だから特別と言うことはなかったはずです。それにもかかわらず韓国人は大騒ぎをしていました。自国民の時は格別大騒ぎをするというのであれば、今回の殺人事件でも大騒ぎをして欲しいものです。自国民が事故の犠牲となったときだけ大騒ぎをして、犯罪者となって日本人を殺したときは知らん顔というのは、あまりに身勝手ではないでしょうか。李秀賢さんの時のフィーバーぶりから考えれば、そのぐらいのことをしてくれないとアンバランスだと思います。

平成14年2月7日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ