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韓国人に日本を批判する資格があるのか

 北朝鮮人の日本総領事館での亡命事件では、韓国のマスコミが日本を厳しく批判しています。5月11日の読売新聞は次のように報じています。

 
「9日付の朝鮮日報は『事実上日本の了解の下で連行されたのではないか』とし、連行を黙認しつつ、表面で中国に抗議するのは『二重プレー』の可能性があるとまで指摘した」
 「大韓毎日も10日付社説で、『日本は人権をうんぬんする資格があるのか。韓国の友好国と自負できるの』と厳しく批判した」

 今回の亡命騒ぎは韓国の支援組織によって周到に準備されたもので、現場には韓国のマスコミが待機していたと言われますが、韓国人はなぜ自国の公館を選ばなかったのでしょうか。外交問題になることを懸念したからではないのでしょうか。自分のことはまず、自分たちですべきではないのでしょうか。日頃南北問題の自主的解決を主張し、日本の妨害を警戒している人たちが、こういうときだけ日本を利用するのはずいぶん勝手だと思います。

 また、肝心の韓国政府は今のところ沈黙を守っています。中国政府にも抗議はしていないようです。韓国政府は第三者ではありません。いつもなら、マスコミとともに日本政府を批判するはずなのにどうして黙っているのでしょうか。

 韓国政府が抗議しないのは、本当は彼らに来てほしくないと思っているからだと思います。中国政府が妨害をやめ、日本が門を開き、亡命希望者が大量に脱出するような事態を内心おそれているのだと思います。NGOが外国公館ばかりを狙うのも、できれば外国に受け入れてもらおうと考えているからではないのでしょうか。
 少なくとも韓国政府も韓国NGOも自国受け入れには熱心ではありません。こういう人たちに外国である日本を批判する資格はないと思います。

 また、日本に対して「韓国の友好国と自負できるのか」と非難する韓国人は、韓国人が日本人にとって友好的な国民だと思っているのでしょうか。韓国人はそう“自負”しているのでしょうか。もし、本当にそう思っているのなら、韓国人が日本人にとって友好的な国民であるという根拠をいくつかあげてもらいたいものだと思います。

 韓国人は日本人の真似をすることに熱心で、かつ、日本に対して変に馴れ馴れしく大変不快ですが、真似ばかりしていることと馴れ馴れしいことを友好的だと勘違いしているのではないのでしょうか。韓国人が日本に対して言っていることと、していることを考えれば、韓国人は決して日本に対して友好的な国民ではないと思います。

 これに対して、日本が過去にしてきた韓国に対する経済上あるいは外交上の支援を思い起こせば、日本が韓国の友好国であることは疑いのないところで、これぐらいのことで韓国人にとやかく言われる筋合いはありません。

平成14年5月13日     ご意見・ご感想は こちらへ     トップへ戻る     目次へ