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「小華思想」は本当か

 9月13日の産経新聞は、「GLAY、あゆ 中国公演」という見出しで次のように報じていました。」

 
「日中国交正常化30周年を迎える今秋、北京では日中文化交流行事がめじろ押しだ。・・・『中日携手・世紀同行』は、江沢民国家主席の愛唱歌の一つと言われる日本のポップス“昴(すばる)”を作詞作曲した谷村新司が演出を手がけ、日本側からは谷村・浜崎ほか、酒井法子、Gacktらが出演。・・・中国の夕刊紙や大衆紙などは『日本でもっとも旬のアーティストがくる!』と大報道・・・」
 「日本のポップカルチャーは、中国の若者の間で大きな影響力を持つ。北京放送をはじめ多くのラジオ放送には日本ポップスの専門番組があり、北京や上海では日本のビジュアル系バンドやアニメ・キャラをまねしたコスプレパーティーも頻繁に開かれる」


 この記事には、江沢民主席がGLAYのメンバーから、ギターを贈られて談笑する写真も掲載されていました。中国人は政治問題は別にして、日本の大衆文化には何のこだわりもないようです。一方、韓国人はいまだに日本の音楽やドラマを放送することや、音楽CDを販売することを禁じています。
 それらの韓国人の行為を、日本人に対するいわれのない優越感、中華思想の亜流たる「小華思想」の表れとして解説する向きがありますが、日本文化に何のわだかまりもない江沢民主席や一般の中国人の若者たちを見ると、韓国人のひねくれた性根は韓国人特有のもので、中華思想とは何の関係もないことが分かります。

平成14年9月14日     ご意見・ご感想は こちらへ     トップへ戻る     
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