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笑止千万、「子供の人権を尊重する北朝鮮」

 10月10日の産経新聞は、「拉致5人帰国」、「子供が来日拒む」と言う見出しで、北朝鮮に拉致された日本人が一時帰国するに際して、子供たちを同伴しないことを次のように報じていました。

 
「生存者が家族の同行を求めなかったとしている点については、北朝鮮側から『(生存者の)子供たち自身が日本に来たくない。急激な変化の中で心の準備が出来ていない』との理由を伝えられていることを明らかにした」

 いきなり日本に永住するというのなら、確かに心の準備は必要でしょう。しかし、日本人の両親に従っての一時帰国であれば、何も心の準備はいらないと思います。

 それに、今まで帰国を切望していた日本人を20年以上も人質にしていた、
人権感覚のひとかけらもない北朝鮮が、今回に限って子供の意向などを気にかけるはずがありません。「子供の意向」などとは笑止千万です。拉致された日本人に日本で本当のことを喋らせないための人質であることは明白です。彼らは何も反省していません。彼らは人質を取ることと、脅迫することしか能のない最低の人間たちです。

 彼らがそういう言い方をするなら、将来「キポ(帰国同胞)」の子供たちが、親と一緒に日本に行きたいなどと言うことがないように、しっかり教育しておいて欲しいものだと思います。

平成14年10月12日     ご意見・ご感想は こちらへ     トップへ戻る     目次へ