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日本人はなぜ韓国人が嫌いか(その2)自分のことを棚に上げて他人を非難する韓国人

 東京都立大学の鄭大均教授の著作「日韓のパラレリズム」の中に、次のような記述があります。

 
・・・在韓中国人は・・・、その文化・経済的プレゼンスは在日韓国.朝鮮人や在日中国人に比べてもはるかに小さい。彼らには、1970年に制定された外国人土地法によって、一世帯あたりの住宅用土地200坪以下、店舗50坪以下というような制約があり、土地を買い入れる場合には内務部長官の承認(店舗用)や届出(住居用)が必要であり、田畑の所有は一切認められていない。1950年代まで、在韓中国人の主産業の一つは野菜農業であり、ソウル郊外には多数の中国人農民がいたが、外国人土地法によって突然財産権が奪われる悲劇が生じた。

 また、多くの中国人が裸一貫で移民してきて苦労の末、貿易商、高梁酒工場、鋳物工場、漢方薬店などを経営し、韓国の独立直後は韓国経済に大きな影響カを与えていたが、外国人名義での貿易商の登録が禁止され、合弁事業においても株式保有が四九パーセントを越えてはならないなどの差別が課された結果、次第に貿易、製造の分野から排斥されてしまった。加えて、高梁酒には過度に高い税率が適用されており、中華料理店などにも高額の所得税がかけられることが多い。

 こうした一連の制度的差別は、在韓中国人から羽振りのいいエスニック・エンタープライズの夢を奪うものである。在韓中国人の大半は中華料理店、雑貨店、漢方薬店のような零細の自営業に従事しているが、二世や三世は大学を出ても大企業や公務員への就職の門戸が閉ざされているため、台湾やアメリカに流出するケースが少なくない。在韓中国人には、王貞治に匹敵するようなヒーローも邸永漢、陳舜臣に匹敵するような文化人もいないのであり、また在日韓国・朝鮮人のように、自分名義で新聞.雑誌を発行し、出版社を持ち、また信用組合を設立することもできない。外国人が定期刊行物を溌行することは法によって禁止されており、金融機関も外国人名義では設立できない。このような状況では、様々な制度的差別に対する異議申立ての運動を起こすことも容易ではないだろう。・・・

 韓国政府による在韓華僑迫害の実態がよく分かります。日本人、日本政府に対して、在日韓国人に対する「差別」の撤廃を要求していた韓国政府が、自国ではこのようなことをしていたと言うことを知るのは、韓国人の本質を知るうえで意義あることだと思います。

 在日韓国人に対する指紋押捺を人権侵害として撤廃を求める一方で、自国では全国民に両手10本の指紋押捺をしていることや、日本の「大衆文化」を規制する一方で、日本に対しては「国際化」を求めるなどということと合わせて、自分のことを棚に上げて他人を非難するという韓国人の民族性がよく表れていると思います。

平成15年2月2日     ご意見・ご感想は こちらへ     トップへ戻る     目次へ