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朝日新聞に引導を渡された、柳美里

 3月17日の朝日新聞は在日コリアン作家、柳美里の連載小説の連載中止を、次のように伝えていました。

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 連載小説「8月の果て」は、作者の柳美里氏の構想がふくらみ、新聞連載による完結が不可能になりましたので、残念ながら未完のまま本日掲載分で終了します。読者の皆様にお詫びします。・・・
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 私は今まで時々、この連載小説のくだらなさを確認するために、チラッと目を通していましたが、「さすがの朝日新聞もとうとう作者に引導を渡したか」、と言うのが率直な感想です。それほどひどい小説でした。
 3月16日の読売新聞によると、この小説は、「戦後、韓国から日本に渡ってきた柳さんの祖父とその家族をモデルにしたもの」だそうですが、コリアンの意味不明の独り言がダラダラと際限もなく続いているようで、こんな気持ちの悪いものを読んでいる日本人読者は、百人に一人、千人に一人もいないと思います。2年間よくも続けたものだと思います。

 朝日新聞は「構想がふくらみ、新聞連載による完結が不可能になりました」とか、「残念ながら未完のまま本日掲載分で終了します」と言っていますが、不可解な言い訳です。構想がふくらんで読者の興味が増すのであれば、終了する必要はないはずです。本当は、構想と言うよりも彼女の「妄想」が異常に、ガン細胞のように増殖し、もはや制御不能に陥り、誰も読んでいる人がいなくなった、と言うところだと思います。ガン細胞を切除することは健全性を保つ上で不可欠のことで、ちっとも「残念」なことではありません。残念なのはこのような連載小説が2年も続いたことです。

平成16年3月17日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る   目次へ