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韓国人の錯覚

　５月２４日の産経新聞は、「韓国漁船に催涙弾　対馬沖で違法操業　巡視艇、停船応じず２０発」という見出しで、次のように報じていました。
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　「二十四日午前六時四十五分ごろ、長崎県対馬市の北西約四十キロの日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）内で、パトロール中の対馬海上保安部の巡視艇「なつぐも」が、韓国のアナゴ漁船が違法操業しているのを発見した。
　なつぐもは韓国語で停船を呼びかけたが、この漁船が逃走を始めたため追跡。空中で破裂して大きな音と光が出る投擲（とうてき）具で警告したが停船に応じなかったため、催涙弾約二十発を発射。うち五、六発が漁船に命中したという。・・・

　韓国南部の慶尚南道・統営海洋警察署によると二十四日、長崎県対馬沖で海上保安庁の巡視艇が発射した催涙弾で、韓国漁船「ウンプン号」（七八トン）の船長（四五）が負傷し、ヘリコプターで釜山市内の病院に搬送された。生命に別条はないとみられる。
　韓国の通信社・聯合ニュースなどによると、漁船はＥＥＺを侵犯していたもようだ。韓国海洋水産部はＥＥＺ内の取り締まり権は日本側にあるとしながらも、事実関係を調査したうえで抗議などの措置をとるとしている。
　同ニュースは「催涙弾発射は過剰反応」「武力行使を禁止する規定はないが、日韓関係から考えれば行きすぎだ」などの声を報じた」
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　「日韓関係から考えれば・・・」というのは、一体どういう意味なのでしょうか。韓国人は、韓国は日本から特別に大目に、寛大に取り扱われるはずだという思いがあるようですが、これはとんでもない錯覚だと思います。むしろ、相手が韓国だからこそこのような発砲もあり得ると考える方が理に適っています。

　韓国人は一体どういう根拠があって、日本に対して他の第三国以上の厚遇を受けられるはずだと考えているのでしょうか。実に不思議です。
　竹島の不法占拠、歴史教科書、靖国神社参拝に見られる内政干渉、日本の文化制限、過去における海賊行為（李承晩ライン）、日本国内の不法滞在・・・。どれをとっても日本にとって韓国とは他の国以下であって、他の国以上のことなどは何もありません。ただ近くにあると言うだけです。こういう国の国民が日本に対して他の国以上の厚遇を期待するのが不思議です。日本国民に、韓国だから大目に見ようとか、手加減をしようなどという発想があるはずがありません。
　この点は韓国人も同様で、日本人が他の外国人より冷遇されることはあっても、厚遇されるなどと言うことは間違ってもありません。自分たちがそうでありながら、なぜ、韓国人は自分たちは日本人に厚遇されるはずだと考えるのでしょうか。

　産経新聞の見出しは「韓国漁船に催涙弾　対馬沖で違法操業　巡視艇、停船応じず２０発」となっていますが、こういう見出しで記事を書いているから韓国人の錯覚はなくならないのです。正しくは「密漁韓国漁船、警告を振り切って逃走　巡視船が催涙弾」と書くべきなのです。

平成１６年５月２４日　　　ご意見・ご感想は　　　こちらへ　　　　　トップへ戻る　　　目次へ