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維新の国会議員の定数削減提案は、国民の意見を軽んじ、自民の苦境に便乗するだけのエゴ -高市は総理に選出されたら直ちに衆議院を解散して、国民の信を問うべきである-
10月18日の読売新聞は、「高市氏と吉村氏、20日にも連立巡る合意文書に署名へ…自民は維新が求める議員定数削減受け入れる方向」と言う見出しで、次の様に報じていました。
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高市氏と吉村氏、20日にも連立巡る合意文書に署名へ…自民は維新が求める議員定数削減受け入れる方向
2025/10/18 21:47 (2025/10/18 22:40更新) 読売
#首相指名選挙
自民党と日本維新の会は18日、連立政権樹立に向けた政策協議を巡り、維新が求める12分野の政策項目に関する合意文書を交わす方向で最終調整に入った。自民の高市総裁と維新の吉村代表(大阪府知事)が20日にも署名する方向で検討している。自民は維新が連立条件に求める国会議員の定数削減を受け入れる方向で、連立交渉は大詰めを迎えた。
協議に臨む自民党の高市総裁(中央右)と日本維新の会の藤田共同代表(同左)(17日、国会で)=米山要撮影
維新は19日に常任役員会を開き、吉村氏に対応を一任する見通しだ。高市氏は維新側に入閣を要請しているが、維新内には「ポスト目当てとの批判を招く」との声が強く、閣僚は出さずに政権を支える「閣外協力」の方向で検討している。
(以下略)
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議員の定数を減らそうと言う維新の提案は、少なくとも今まで以上に国民の意見に耳を傾けようという方向では無く、むしろ逆方向の提案である。
現行の議会運営に問題があるのは、それは定数の過多の問題では無く、選挙制度(民主主義)が(がんじがらめの公職選挙法やマスコミの妨害などにより)、有効に機能していないことが問題なのである。
維新の提案は、自民党の苦境に便乗した悪質な提案であり、国民・有権者が望む方向では無い。どちらかと言えば、官僚・学者・マスコミ(日本の三悪)の言い出すことである。
吉村は弁護士である。近年維新の会は公明党と同じで、全国で国民の支持を失っている。大阪副首都の提案も、大阪のことだけを考えた提案であり、まともな国会では成立する見込みは無い。千載一遇のチャンスとして自民党の苦境に便乗したのである。
「閣僚は出さずに政権を支える『閣外協力』の方向で検討している」とは、権利を主張(自民党を利用)するだけで、責任は負わないという露骨なエゴの表明である。
高市は総理に選出されたら直ちに衆議院を解散して、国民の信を問うべきである。
令和7年10月18日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る 目次へ