ギネスの日本販売代理店は「サッポロビール(株)」
バス・エールの日本販売代理店は「アサヒビール(株)」


販売代理店の異なる飲料を扱えるバーが希少なため、当店のようにこの組合せのサーバーを置いている店舗は希少なんです。

本場:英国や、ハーフ&ハーフを生み出した米国で親しまれている組合せのこの味を、ぜひとも味わってみてください。

※当店ではこれまでバス・エールのサーバーのみ置いておりましたが、このたびギネス待望の20Lサーバーが発売されましたので、ハーフ&ハーフをお楽しみいただけるようになりました。(2004年6月)

 
「ハーフ&ハーフ」では、見た目(高さ)での50:50を目指しています。
そのため、グラスの細い部分に入るバス・エールは3割、膨らんだ部分に入るギネスが7割ぐらいになります。

当店では、みなさまのお好みに合わせた割合でお作りします。
どうぞお好みの割合をおっしゃってください。
さまざまな割合でお試しになり、ご自分好みを追求されるのもいいですね。

 
まず、サイズを決めてください。大・小ございます。



グラス・サイズの名前を覚えてください。
ワン・パイント [ One Pint ] =中ジョッキぐらいのサイズです
ハーフ・パイント [ Half Pint ] =家庭用グラスのサイズです

次にお好みの割合をおっしゃってください。初めての方は、「ハーフ&ハーフ」とおっしゃるか、「マスターのおまかせで」とおっしゃってください。

ぜひともオーダーの際には、呑み応えのある「ワン・パイント」をおすすめします。



さらに通なアナタなら、ビア・カクテルへのチャレンジはいかがでしょう?
 +トマト・ジュース(トマトの赤い色が層を作ります)
 +カシス
など、お好みのカクテルをお作りできます。

 


ギネスの本場:英国では、「ハーフ&ハーフ」とは呼ばずにこのような名称で親しまれているそうです。
Black=黒色=スタウト・ビールのことで、Tan=黄褐色=エール・ビールを指しています。
ギネス(スタウト・ビール)に合わせるエール・ビールには「Harp's Lager 」というギネス社のものを使うことも多いようですが、もちろん、「Bass Pale Ale 」(当店にアリ)と合わせる方法もクラシックスタイルとして知られているそうです。

  [Making of "Half & Half"]

自然乾燥させたグラスに、まずバス・エール・ビールを注ぎ、十分泡が上がるのを待ちます。

そのあと、ギネス・ビールをバックプッシュで小まめに注ぎます。


→自然乾燥させたグラス
グラスの内側に繊維などが残ると泡がクリーミーにならず、「カニの泡」(=家庭で缶ビールを注いだのと同じ)になってしまうんです。

 
ギネス・ビールを注ぎ終わるときには、十分泡をこぼします。
ここで「もったいない!」と思わず、さらに泡が上がるのを待ちます。
表面張力で浮き上がった泡をナイフでカット(流し去り)し、さらに泡が浮き上がるのをまって完成です。



→泡をナイフでカット
上がってくる泡のほとんどは、バス・エールのものです。ギネス特有のきめ細かなクリーミー泡をご堪能いただくためにも、バス・エールの泡をしっかり流します。
 
カクテルと同じくらいの作業時間を経て、ようやくお手元にハーフ&ハーフをお届けできます。
まずはギネスとバスの境界線が、ゆらめきながらも混ざらずに共鳴している様子をお楽しみください。

そして、一口目はしっかり大口でお飲みください。そうすればグラスの傾きで下のバス・エールもちゃんと口元まで達し、ギネスと絶妙なハーモニーを奏でてくれることでしょう。

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