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| ノーブレス オブリージュ noblesse obligé 2006/06/14(Wed.) 16:49 |
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| 違法か、同情か、ワキの甘さか… 昨日、参院財政金融委員会に参考人として出席した日銀の福井総裁が、ワレも村上ファンドに1000万円拠出していたことが公になった。 関西出身で阪神ファンを豪語する福井氏、答弁中でも表情に笑みが見えるその面立ちも手伝って、どうしても悪人に見えない。根っから嫌われないタイプ。 この方、日銀の副総裁だった当時に部下の不正で引責辞任、その後98年に就任した民間企業:富士通総研理事長時代に、問題の拠出をグループで行ったという。 バブルはじけた90年代、日本の国家再生とITバブルの兆しを受けて、多くの個人小金持ちが「日本のビル・ゲイツ」と思しき人物に投資を持ちかけていた(福井氏はこれを「激励」と呼んでた)。時代の流れ、世間の風潮からすると仕方の無い状況だったようにも思う。堂々とコーポレートガバナンス改革を謳う若き村上氏を、インサイダー容疑で捕まる人物だと見抜くことはできんかったでしょな。 福井総裁の任命に関わった内閣のドンは違法ではないと擁護。そりゃ自分の人事ミスを認めたくないもんなぁ。違法行為はない、とは言うものの、福井氏の総裁就任後に行われた積極的な金融緩和策が投資ファンドの資金運用を下支えした側面は否めないってさ。日銀行員の心得にもある「…世間からいささかなりとも疑念を抱かれることが予想される場合には、利殖行為は慎まなければならない」。 ノーブレス オブリージュ noblesse obligé 貴族制度のあった欧州各国には、↑このエリートの不文律がある。「高貴な身分には義務が伴なう」高い地位にある者は、裕福な生活をエンジョイする反面、国家・社会への奉仕や責務を果たさねばならないということ。近くは1982年のフォークランド紛争では英国のアンドリュー王子が海軍ヘリ操縦士として従事した。 日本も江戸時代までは「先憂後楽」、不景気や有事の時には民より先に憂い、好景気に賑わうときには全ての民が裕福になった後で楽になるという武将たちの哲学があった。結局のところ明治維新で新日本政府が西洋から取り入れたものは、見かけだけの貴族スタイルであって、ノーブレス オブリージュという規範は学ばなかったし、その後の戦争・経済復興でのし上がった成金貴族によって完全に黙殺されたんでしょな。 (身分的に)偉い人=(おつむも)偉い人=尊敬できる人 早くこんな世の中になってほしいなと思うフンコです。 |
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