陸奥(岩代・磐城)お城歩き
10月9日、始発電車で伊丹へ、伊丹8時5分発ANA731で仙台へ。仙台ー郡山ー猪苗代と移動。
【猪苗代城(亀が城)】
駅からタクシー5分で、亀が城公園入口へ、東二の丸虎口より入城。帯郭、胴丸東面石垣、かなりしっかり残る。本丸東面石垣、左右半分づつ堆積岩系と花崗岩系と石質違うが、ハラミの出ている右側の方が古いのか。南に回りこみ本丸へ、虎口左に茶室跡。西側の上り口搦め手の防御らしく、しっかりしている。帯郭の南から西にかけ大きな空掘、きっちり残る。二の郭一周してみるが約20mの高土塁、北面やや手薄な感。帰途、中門から三の丸、歩いてみるが遺構は判らない。タクシーの運チャンの話では、城跡の殆どは私有地で、猪苗代市が整備の為、買い戻しているという。駅まで20分歩くが、予定した電車、土休運転で、2時間待ちになり、タクシーを交渉し5500円で会津若松へ、
【会津若松城(鶴が城)】
駅前でタクシーに乗り、阿弥陀寺へ、移築御三階櫓見る。大唐破風屋根の一階に望楼的に二,三階をのせ、三階は勾欄付で寄せ棟風の屋根を持つ大きな櫓。そのまま東に走り、甲賀口門跡へ、外堀虎口として、豪快な門跡石垣、左右一対有ったようだが、都市化の圧迫で片方のみ残る。そのまま南進し鶴が城北出丸へ、20年ぶりの再訪、追手門ー椿坂ー太鼓門へ、太鼓門櫓台上から天守眺望。帯郭に入ると平成13年復元の干飯櫓が目にとびこむ。予想以上に大きな櫓だ。鉄門を入り本丸埋門を抜け廊下橋を渡り二の丸へ、本丸高石垣、豪快。二の丸南下して五軒丁濠端を西に歩く。茶壷櫓ー月見櫓ー干飯櫓間の石垣ひづみ景観が目的だが、雑草生い茂り目的未達。やはり冬場か。西出丸ー梅坂ー帯郭ー鉄門ー天守登閣。干飯櫓、南走長屋の俯瞰が目的。撮影中、突風で帽子飛ばし、係員に話すと、一緒に探してくれるが、見当たらず、断念。本丸南の御三階櫓台から本丸土塁に上がり、茶壷櫓跡(廊下橋景観)ー月見櫓跡(ここから天守景観良し)を歩き、北出丸に戻り、タクシーで七日町へ元遊郭街で町並みに面影。料理旅館 田事泊。地元料理美味、茸美味かったが、名前失念。
【二本松城(霞が城)】
10月10日、会津若松ー郡山ー二本松と移動。タクシーで久保丁坂を通るが、城門跡、全く認められない。大土塁の感じで地形的には城門風。箕輪門裏 からアプローチ、菊人形開催中だが時期尚早か人影はまばら。正面に出て、南東駐車場から撮影。やはり、ここは午前の陽射しが絶好。すぐに駅に引き返し、福島ー(白石城車窓に見ながら)ー岩沼ー相馬と移動。
【相馬中村城(馬陵城)】
相馬駅からタクシー10分で大手門へ、唯一の現存建物遺構。時代を思わす落ち着いた高麗門。北に歩くと東二の丸へ、このあたり土塁・堀景観良い。赤橋を渡り本丸へ、石垣・空堀で完全に本丸が防備されている様子。南二の丸からの景観が良い。本丸虎口、綺麗な石畳、本丸南西隅の天守台から、搦め手虎口、黒橋に続く。搦め手の構造、石垣、趣あり。南二の丸からの景観も良い。こじんまりとした城郭だが各郭の配置、土塁の配置など日本の代表的な陰の城として雰囲気充分。今回のお城歩きの目的達成の気分。相馬ー仙台ー古川と移動し、宮城気仙沼の同好の士と落ち合い、お城談義で過ごす。
【仙台城(青葉城)】
10月11日、在来線で10時仙台着。タクシーで本丸へ、8年ぶり再訪。本丸北のメイン石垣は全面工事中。(平成16年まで)工事展望台が出来ている。西方門を出て、歩いて下るが、歩道も無く疾走する車を避けながらの石垣見学、変わっていない。詰門からは工事の塀沿いに歩く。ゆっくり大手門に出て、隅櫓、大手門続塀周囲を散策。東向きの筈だが全くの逆光。子方門から東丸(三の丸)周辺を散策し、バスで仙台駅へ。艮櫓復元計画は下火になり大手門復元計画が出ているよう。