中部九州お城紀行
11/23始発電車で上六へ、空港バスで伊丹空港着。7:50発熊本空港9時着。城郭フォーラムの方にピックアップしてもらい、宇土城へ。最初にアプローチした場所は、古城のようで、古墳イメージ、帰途に立ち寄ったのが小西行長の近世城郭。石垣一部残るが、方100mの本丸に天守台も見当たらずややがっかり。弁当仕入れて熊本城へ、約20分。
[熊本城]
二の丸駐車場に車置き櫨方門より入城。竹之丸で天守正面に眺めながら昼食。天気は良いがやや緑少なく、殺風景な感じ。このアングルは新緑の時期が良い。真っ直ぐ登り、飯田丸虎口、作図しながら散策。大きな虎口でなかなか絵に纏まらず。数奇屋丸から暗御門を抜け本丸へ。久々に天守登閣。天守からの宇土櫓、いいアングルだがバックの二の丸工事気になる。小天守俯瞰良し。不開門から出て、平櫓下から本日のテーマである、北辺歩きへ。天守北西見ながら、宇土櫓北へ、監物植物園に入り(入場料200円)、監物櫓へ。瓦葺板塀の多聞風櫓。この北側の内堀(現在道路になる)かなりな深さに驚く。(数10mの断崖絶壁)引き返して監物櫓の西に出る。小さな虎口を過ぎるとまもなく百間石垣に出る。高さ約10m、幅が101間という。完全な逆光だが却って石質撮影には適当。この西端に北大手門、大きな桝形で、なかなか構図にならず。ここから、二の丸広場をゆっくり南下。大天守、小天守、宇土櫓の様々な組み合わせを楽しめる。北よりの三櫓集中の構成が最も気に入っている。二の丸戌亥櫓・続塀の復元工事中、完成図、宇土櫓そっくりで何となく疑問。このあたり、西大手櫓門の修復工事、南大手櫓門復元工事中で、工事現場の様相。16時集合の約束も、歩き疲れて15時には戻ると、まもなく5人揃い、阿蘇の麓のホテルに向かう。R57熊本向きは猛烈な渋滞(恐らく30km)。夕日の阿蘇を眺め、サンプルしかないという銘酒「蘇峰」で馬刺しの夕食。
[岡城]
11/248時スタート、9時岡城着。大手門前(惣役所)駐車場に入り、300円の巻物ガイドを貰って大手門へ。立派な石組もまだ陽が低く、撮影には不向き。城郭内、紅葉真っ盛りで盛況。大手門ー城代屋敷ー三の丸ー本丸ー下原御門と歩く。本丸石垣東面、つぎたし、はっきり認められ興味有り。南北は白滝川、稲葉川に挟まれた断崖絶壁で、堅固な要害だ。志賀氏当時(天正年間)3万の島津軍に三回攻撃されながら守りきったというのもうなずける。現遺構は文禄年間、中川秀成当時のもの。午前は、東側のみ歩き、三の丸石垣遠望は昼食後に再登城として大手門下で昼食。昼食後、西の丸南から、七曲り道を歩き、近戸御門から登城。かなり急峻な上りだ。西の丸西の切岸下、湧水滴り落ちる。西の丸ー城代屋敷北側で、三の丸石垣遠望。まだ少し時間が早かったようだ。車で城下に下り武家屋敷あたりウロウロするが道路が狭く難渋。この後、久住高原経由、小国ー九重と紅葉名所を通りぬけて、玖珠町へ。
[角牟礼城]
文禄・慶長期に毛利高政が完成させた近世城郭。同時期の安土、名護屋に比べて石垣よく残ると言う。搦め手門下まで車で登り、三の丸ー二の丸ー大手門ー本丸と歩く。搦手門石垣きれいに残る。何となく倭城石垣の趣。二の丸、大手門石垣やや崩れあるが、素晴らしい野面積の石垣。11/25朝、麓の久留島陣屋、末広神社に立ち寄るが、清水御門、石垣が素晴らしい。ここも紅葉真っ盛り。日出城鬼門櫓に立ち寄って、メインメンバーとドッキングすべく、杵築城に向かう。