中国紀行2 北京  2000/5/11〜5/13
5/11快晴のようだが青空見えず。窓ガラス汚い。
8時、白の迎えで、八達嶺へ。9時、南ロープウエイ駅着。40元払って180mの高さを約10分で上り、南四楼へここから約50m急坂(最大斜度40度)を登り、男坂頂上へ。山の稜線を延々と延びる城壁。息を呑む美しさ東は渤海湾の山海関から、西は砂漠の中の嘉峪関まで6700kmに及ぶと言う。しかし、北方民族が、こんな山稜を攻略ポイントに選ぶ訳はない。秦、明国の国威の誇示以外の何物でもない。これだけの、大防御壁も、守備側の叛乱で一気に破られたとは、感慨無量だ。約10分下って、居傭関へ谷間の交通要衝に造られた関所。このあたり、稜線が谷に落ち込み、城壁の曲線景観良し。
昼食後、明の十三陵へ。明代13皇帝、皇后の陵墓。楼門から約1kmの参道に動物、武官の石造並ぶ。この楼門から5km四方に13陵がある。その一つ定陵へ。地下74mに死後生活のインフラを作る。大きな石棺に驚くここも周囲は城壁に囲まれている。長陵の地下宮殿は、故宮の大和殿に匹敵するという。中国の皇帝は、出生時から、陵墓の築造にかかり、死後の生活の都市を造ったという。秦の始皇帝は13歳
即位の時から、陵墓建造を始めたという。壮大なムダ遣いに感心。景山に登り、故宮全景を見渡す。やや高さが足りないが、一望出来る。
天安門前で、つれのカメラ修理に行く。Nikonのフィルム送り機構 20分で修理。50元。ペキンダックの夕食。生ビール大ジョッキ30元。鴨に少し味付けしたらと思いながら、包に包んで食進む。やや癖の有るスープ美味い。
5/12 フリーデー。バイキングの朝食。米のお粥あり助かる。久しぶりに日本の新聞、日経50元に驚く。9時出かけ、地下鉄で(2元)王府井へ、香港財豪建設中のビジネスセンター、かなり大規模な開発だ。カメラ店(写真機材かなり豊富に品揃え)、輸入書籍店に入り、長城他資料探す。結局、写真集になる。13時、白の迎えで、オプショナルツアー頤和園へ、西太后が隠居所として、海軍軍費から膨大な費用を取って中国造園技術の粋を集めて造ったというが、清国滅亡の因になった。我々には広すぎてピンと来ない。夕刻、梨園劇場で京劇鑑賞。生ビール(30元)で夕食。厳しいトレーニングで鍛えられた 立ち回り技術女優のデッカイ瞬きしない目に感心。孫悟空の男優、よく動いた。
5/13 故宮
天安門広場、流石に広い。南北方向に歩いて30分かかると。朝から行列有り、毛さん記念館に入る行列だという。常に警護の兵士に逢うが、身長180cmが条件だと。言われてみると確かに納得。午門から故宮入り。清の24皇帝の住居として、1420年に建造。大和殿前、ラストエンペラーの情景実感。三大殿(大和殿、中和殿、保和殿)木造建築とは思えず圧巻。九龍壁ほか彫刻、素晴らしい。ついに、フィルム
切れになり、50元の富士フィルム買う。お城としての故宮、72万uの城内に、60殿閣があり、外周は堀に囲まれ、四隅に隅櫓。ゆっくり外周を回ってみたい感じ。北京城壁は全く残っていないが、地下鉄環状線の駅名に11門の名前残る。北京空港12時着、13時50分発JAL786便で関空17時半着。
空気の汚い(青空の見えない)広大な国、皇帝、后妃の並外れたムダ遣い。これが一言での感想です。