箱根周辺お城歩き


2月16日、体調の回復と、予定通りの好天で、7時20分スタート。京都8時37分発ひかりで静岡経由三島10時50分着。城郭フォーラムのベテランにお願いして、三島駅まで来て貰った。R1を20分程走って山中城へ。
【山中城】
永禄年間、小田原城に本拠を置いた北条氏が築城。秀吉の小田原攻めに備え、急遽、堀や岱崎出丸を整備、増築したが未完成のまま、豊臣軍4万の前に、半日で落城した。後北条氏の典型的山城として、尾根を区切る曲輪造成法、箱根山の自然の地形をとりいれた縄張りなどと障子掘に特徴がある。
売店前から岱崎出丸へ、北側の一の堀に沿って歩く。見事な障子掘、何となく、単純な薬研堀の方が渡りにくいのではと考えさせる。戻って、三の丸堀を通り西の丸へ。西櫓台周辺の田の字型の障子掘美しいが、完全に真上からの順光で写真にならず残念。二の丸ー本丸と歩き、かなり歩き疲れる。西の丸からの富士山、綺麗だった。

ここは箱根山の頂上近くで、ここから小田原への箱根越えの厳しさを実感できて感激した。途中芦ノ湖の眺望を楽しんで東側下りはブレーキ故障車の退避場所があり、往時の箱根越えの厳しさが髣髴とされる。





【石垣山一夜城】
秀吉の小田原城攻めの城として、築城したもので、関東初の総石垣の城で、石積みは穴太衆による野面積で本格的なもの。江戸時代には、御留山として小田原藩によって管理され、一般の立ち入りが制限されていた。地震で崩壊した石垣など当時のままに残っている。
まず南曲輪周辺に大きな石垣。算木積みの様子が残った立派な崩壊石垣。これを横目に歩道を登り二の丸跡へ。ここから井戸曲輪に降りる。殆ど現存の遺構で、大きな谷底のイメージ。見事な石垣のパノラマだが、非常に絵にし難い。本丸からの小田原展望、素晴らしい。

久し振りのお城歩きで、かなり疲れたが、感激を伴った疲れで健康的。小田原16時10分ひかりで気分良く帰奈。