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私の お城との出会いは、高校在学時に、人物往来社 刊「日本の名城」を 手にとった時である。冒頭の 姫路城のページに感銘し、お城に興味を惹かれていった。具体的に 行動を起こしたのは、結婚後、結婚記念日旅行として、毎年2月(結婚記念日は2/3節分の日である)、妻と二人で お城めぐりをしようと 思い立ってからである。手始めに訪ねたのは、現存建物のあるお城で、現存天守のあるお城がスタートになった。それ以後、断続的にではあるが、続いている。撮ってきた写真の仕上げは、中学時代からの経験を活かし自宅の部屋を即席暗室にして、仕上げた。引伸機から印画紙を取り上げ、現像液に浸すと、数秒後に画像が現れて来る。この時の ゾクゾクするような感激の瞬間 は忘れられない。残念ながら、カラー化と老眼になってからは、DPE店のお世話になっている。ここで、私の城郭写真に対しての基本概念を一言城郭写真は、単に被写体を再現、記録するだけの報道写真や絵葉書であってはならない。そのお城の持つ歴史的背景が表現されねばならない。 |
入江泰吉氏の作品に「二上山夕景」というのがあるが、悲劇の皇子大津皇子が二上山の頂上に葬られており大津皇子の怨念が 上空を真紅に染めた如き、凄さのある夕焼けのイメージを 出した写真である。私の作品で気に入っているのは、ホームページの背景に入れた福井県丸岡城のモノクロ写真である。別名「霞ケ城」と呼ばれ、住み着いていた大蛇が合戦の度ごとに、霞を吐いて、城を隠した という伝説をもち、イメージが出ていると思う。「お城ギャラリー」で、現存天守12から、順番にご覧に 入れます。「お寺ギャラリー」では、世界文化遺産の法隆寺を始め、奈良の国宝建造物を ご紹介して行きます。ごゆっくりご覧の上、「ご意見」下さい。 |