観音寺城登城記
[登城日]  99/2/27     [所在地]滋賀県蒲生郡安土町石寺 [別名]  佐々木城
[築城年代]  応仁,文明年間  (1480)  ,改修  1550頃
[形式]  山城   標高432M   比高325M
[歴史的背景]
  佐々木六角氏が、近江の要衝 観音寺山に築いた 居城。  天文(1532)、六角定頼が  足利義晴を 迎えた頃、城郭  として完成。それまでの戦闘重視の城から、居住性を  重んじた居城として、体裁を整えた。  1550年頃、鉄砲対応に改修されたらしい。  安土城築城より20年も前に、石垣を利用している。
[登城記]
  霙ちらつく中、奥の院近辺まで、車で 登る。比高325M  でビビッたが、有り難かった。  観音正寺を通り過ぎ、  後藤郭、進藤郭へ、郭外側の石垣よく残る。(写真1)  尾根  から山腹にかけて、500に及ぶ郭の数という。  全ての郭に石垣を使い 中世城 郭としては異例の存在。  本丸、平井丸へ、平井丸の石垣は見事なもの。(写真2)  石垣のド真ん中に、やっと  一人くぐり抜ける くぐり穴  本丸石垣(写真3)も見事だ。本丸下に石窟井戸(写真4)  冷たい湧き水。  防御面では低レベル、土木技術面では高レベル という  評価を実感。